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あなたのお口、乾いていませんか?
『ドライマウス』をご存知ですか
ドライマウスとは唾液の分泌が減少したり、お口の水分が蒸発し乾いた状態が続くと舌の痛み、口臭、味覚異常などさまざまな症状があらわれ、むし歯や歯周病などの原因にもなるといわれています。
ドライマウスになる原因はなんですか?
1.唾液分泌の低下 2.お口の水分蒸発 の2点があげられます。
- 唾液の生産工場「唾液腺」の活動低下
要因・・かむ習慣の低下(唾液腺への刺激低下による活動減少)、エイジング(加齢による唾液腺の萎縮)、緊張状態(交感神経優位は唾液分泌抑制)、内服薬の影響、唾液腺疾患の場合もあります。
- 口呼吸の習慣化
要因・・舌の機能・筋力低下で舌低位の位置が常態化し閉口しづらくなります。アレルギーなど鼻疾患の影響による鼻の通りが悪いことも関係します。しかし、口呼吸化によるアレルギー体質への移行という逆の問題も存在します。
ドライマウスを予防しよう
- 口腔内を保湿し清潔に保つ
(保湿剤・人口唾液)
- ストレスをためない
- 規則正しい生活習慣とする
- 内服薬の影響をフォローする機能向上を!
- 口呼吸から鼻呼吸へ(あいうべ体操)
~舌の筋力アップ、食いしばり習慣
(ブラキシズム)の改善
- よくかむ食事習慣をつくる
一口20~30回を目安
水々しいお口は健康づくりのひとつです!
ドライマウス(お口の乾燥)があると何が困るの?
- 口腔内の細菌の増殖によるお口の病気の発症。
場合により、肺炎や歯周病進行による糖尿病への関与が考えられます。
- 口臭の悪化。上記1.のお口の病気に起因する口臭もありますが、生理的な口臭も唾液の洗浄抗菌能力が発揮されないので悪化します。
- 口腔内の汚れ、慢性炎症の常態化が自律神経に作用する可能性があります。交感神経優位なからだが続くと常にからだは緊張し、睡眠障害、心臓への影響で血圧上昇が起こります。
- 食事の際に唾液の消化酵素の働きが悪く、舌機能低下による味がおいしく感じられない味覚低下や舌痛症を起こします。
- 飲み込みが悪くなる「むせ」、そして高齢の方の誤嚥性肺炎を誘発します。