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地域活動・メディア紹介2017年/ますち歯科診療室 MASUCHI DENTAL CLINIC
当院が掲載されている取材記事や、十勝歯科医師会で院長が担当した記事などを掲載しています。
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2017年12月27日 てんむすの会
十勝管内の医療介護福祉職有志で構成された「十勝連携の会:通称 てんむすの会」の幹事会&忘年会に参加。
会場は、市内の居酒屋山の猿帯広駅前店にて。
最期までどう生きるかをテーマにした地域住民の方への啓発寸劇「輝いて生きる」の初演が、先月新得町福祉センターにて行われたが、その振り返りとこれからの進展について、お酒と並行して話は進んだ。
3月に幕別町での企画が決定しているが、今回広尾町と更別村の方も忘年会に参加し、
春に広尾町でやってみますか!
という話が、何だかとんとんと・・・
9月に帯広市で開催される全国ホスピス学会での発表に向けて、段々とロードマップが…
北斗病院の医師A先生曰く、「1時間の講演を聞いてもみんな、忘れちゃうが、寸劇でみるから自分に重ね合わせやすかったりして、みんなの記憶に残す力があるんだよね!」の言葉には、なるほどだった。
多職種の仲間との地域への取り組みは、いいね。
2017年12月26日 白樺通り地域包括ケア協議会
帯広市から芽室町まで続く白樺通りの沿線にある医療介護施設有志で構成された「白樺通り地域包括ケア協議会」の忘年会に参加。
会場は、芽室町内の居酒屋「へのへのもへじ」にて。
協議会では1年間、地域住民の方対象の研修会から、多職種内での研修会など精力的な活動を進めている。地域包括ケアでは、携わる職種がお互いの顔が見える関係の必要性が唱えられているが、その規模があまり大き過ぎると、フットワークが自由に生かされない場合もある。いずれにしてもやる気のある「ひと」が、資本であることには違いない。
そんな事を少し考えながら、目の前の小鉢の数と料理仕事の丁寧さに、さすが芽室町に「へのへのもへじ」有り!を実感した夜でした。
来年もまたよろしくお願い致します!
2017年12月23日 十勝歯科保健センター休日診療
十勝歯科医師会が運営する十勝歯科保健センターでの休日診療に当番医として従事。センター診療室での仕事は、障がい者歯科診療でほぼ毎月行っているが、約2年ごとに回ってくる休日診療当番では、また違う雰囲気でいい。
当番医の控室は会長室で、壁に飾られた歴代会長のお写真に敬意を表しつつ、そこで昼休みに弁当を!
「いただきま~す!」みたいな感じか?
診療では疼痛の主訴が多く、職務を黙々と。
16時に無事終了。
どうもお疲れさまでした。
2017年12月21日 帯広養護学校での歯科指導へ
2学期より隔月で、お昼時間訪問の道立帯広養護学校歯科指導に出動した。今回も協力歯科医師の2名のk先生の協力をいただき、小学部から高等部まで教員の先生より要望のある児童生徒の各教室を巡回し、食事や、その後のケア、口腔の問題の有無のチェックと助言を行う。
帯広養護学校の教員の方々の子供たちへの熱心さには、いつもながら頭が下がる思いである。私も微力ながら学校歯科医師としてサポートの任を全うする所存。また今後とも両k先生には、お世話になります。
今年も どうもありがとうございました。
2017年12月19日 スタディクラブ火曜会忘年会
所属のスタディクラブ火曜会の忘年会に出席。
会場は、市内の「蔵戸」にて。
今年も月一例会が最終日となり、今夜は1年間を振り返っての気楽な呑み語りに。
とても、良いね!(いつも言ってるような…)
臨床の話から政治経済から果ては音楽まで、多岐にわたる雑談もまた酒のお供に美味なり。私の手元の芋焼酎ロックは、ロールした!
(何を言いたい?)
二次会は、そのロックンロールの流れで、街中ワイン酒場へ。
そこで、勤務時代の院長達と偶然お店で一緒になり、こちらの集団にもその医院のOB・OGもいたので、急遽卒業生カウンター同窓会みたいに。
話しの流れで、「北海道の医療者として、西日本の医療者の熱意を学び、負けないように北国人として頑張ろう!」みたいな感じだったような…(ような)
今年1年間、どうもお疲れ様でした!
2017年12月16日 歯科診療所における院内感染セミナーに参加
土曜日午後に開催された北海道歯科医師会主催の平成29年度歯科医療安全管理体制推進特別事業での「歯科診療所における院内感染セミナー」に、T主任とSスタッフが出席。
会場は、十勝歯科医師会館講堂にて。
院内感染予防の体制は、医療機関では基本事項。当診療室では、用途に応じて必要な滅菌機械を稼働させ、それを管理する医療従事者の認識確認に留意しているが、随時セルフチェックが必要な課題でもある。
外来での患者さんの安全と、スタッフの安全、そして安心して仕事に取り組める環境つくりは、診療室方針の必須事項である。
安全の上に安心が担保される。それを肝に銘じて前へ。
2017年12月15日 医療法人博愛会合同忘年会に参加
開西病院を基幹として地域で医療介護を展開する、医療法人「博愛会」の合同忘年会に出席。
今年も1年間、入院患者さんや施設利用者さんの「美味しく食べる」のサポートをさせて頂いたが、感謝の気持ちで参加。
法人グループの職員総数は約800人と聞き、各部署スタッフの方の余興などにぎやかに進行。若いスタッフも多く、元気な力が地域を支えていることを改めて実感した。
当診療室も微力ながら、今後もお手伝いできればと考えます。
今年も1年間、どうもお疲れ様でした。
2017年12月13日 TDPC忘年会
所属のTDPC(十勝デンタルフォトクラブ:通称十勝歯科医師会写真部)の忘年会に出席。会場は、市内タイ・中華料理の「潮華」にて。
いつもながら気心の知れた宴会で、非常に良い雰囲気の中、スライド投影にて、写真作品から、臨床症例、保険診療知識の確認など酒の肴は学術的に多岐にわたった。
「ただ呑む!」みたいな単純作業は馴染まず。
現場のプロの集りとしては、その酒の肴を通して意見を言ったり、耳を傾けたり、わいわいとすることこそが、実地の勉強となるのである。
(かなり、酔ってるけど…)
今回、私もパワポにネタをしたためて、余興?(あ、やっぱり余興なんだ!)のお手伝いに従事。 いい仕事、出来たかな?
いずれにしても、今年もどうもお世話になりました。
また、来年もよろしくお願い致します。
2017年12月11日 見える事例検討会
今年最後の「見える事例検討会」に参加。
会場は、市内のグリーンプラザ会議室にて。現場のケアマネージャーから提出された実際の事例の検討で、参加の多職種が自由に意見を述べ、課題の抽出と、対応を検討する会。
その人の医療介護的側面のみならず、日常生活の状況から、周囲の家族や、携わる職種との関係、そしてその人の想いや、自身の最期までの人生をどう送りたいかなど、多面的に掘り下げ理解、共感していく必要がある。
そんな視点があったのか?と気づかされる事もしばしばあり、勉強に。
今回の事例を通して、今後誰もが老いの中で認知機能低下が、珍しくない地域社会となって行くのだが、その対応、見守りには地域の理解と協力が欠かせない共生社会の実現が必至という事を理解した。
正直なところ、私たち歯科医療者の中でよく出る、「地域包括ケアシステムの中で歯科医療がどう他の職種と連携していくのか」という内向きの話の次元とは、少々切り口が異なる地域づくり、街づくりの話である。
内向きの話も必要だが、俯瞰で考える思考も、私達には必要。
その後、近くの居酒屋「いろはにほへと」に場所を移して忘年会へ。
気心が知れてきて、良い雰囲気の宴会に。
初めての人もいたので各自己紹介の場面では、「「オーラルフレイルの予防と対応が私たちの責務と位置付けているが、誰しも加齢での機能低下は起こるものである事。視点を変えると、これからの未来を背負う子供たちの口腔環境、機能の状況が、今の高齢者の方々の小児期だった頃より格段に低下しており、大きな問題ととらえている。先を見据えたその対応にも大きな責務があると考えている事」」をお話しした。
やっぱり長かったか?
様々な事例に対して、そんな明快な解決策が出て実行できるものばかりではない。そこにはその人の「想い」に共感し、ちょっとずつ試してみるという事も少なくないようだ。
みんなで悩み、考えて、やってみて、積み重ねる、
現実とは、そんな話なのかもしれない。
2017年12月9日 歯科医師会障がい者歯科診療
十勝歯科保健センターでの障がい者歯科診療に参加。
今年の最後の参加となる。今回は、北大歯科麻酔科のF教授の出張サポートの下、H先生とT先生、歯科衛生士さんとで仕事に臨む。
診療では、そうシビアなケースも無く、無事終了。
十勝歯科医師会員として、また地域の医療者として診療に参加するスタンスで、かれこれ18年間となるが、自身のスキルアップにも大変役に立っており、多くの若い歯科医師の参加を望むところである。
みんなで協力して盛り上げなければ!
何か、いつも同じ事を言っているようだが…
今年もどうもお世話になりました!来年もまた!
2017年12月6日 これもある意味、医科歯科連携?
診療後、市内中心部にあるY内科クリニックに併設する「ステノYホール」へ。路面がアイスバーンで、少々リハ時間に遅れたが。
今回、同じバンドメンバーであるドラムス、Y院長の職場忘年会での余興で、バンド演奏のお仕事が。
これもある意味、医科歯科連携?
(他の業種のメンバーもいらっしゃるので、大枠で多職種連携!)
連携(演奏)は上手にでき、私の責務(ベースで)もできる限り果たせたかと、こりゃ自画自賛やな。アー恥ずかし…
その後、スタッフの方の余興、ゲームに参加し、完全にこちらも忘年会の輪に浸かっちゃって…
どうもありがとうございました。
2017年12月2日 当診療室忘年会!
当診療室の忘年会を開催。会場は、市内の居酒屋「まさゆめ」。にて。
院長として、冒頭に当診療室理念である
「アットホームできらりと光る、そしてこころの通じる医療をめざす」
について再認識するとともに、「地域での必要な存在」になる事を私たちの責務と捉え、そして1年間の無事診療を遂行で来た事にスタッフへの感謝の挨拶を。
「硬い話はここまでとして・・」と、
その後は、気軽に呑み食べ語らいの時間へ・・・
院長としては、日々の診療時のスタンスと、ビールから芋焼酎ロックに移行した時も、さほど変わらぬ感じではあるのだが、多少ろれつが心地良くほぐれた?「オーラルフレイル」状態に!
いい意味で、フレッチャって。
「じゃ、行ってみますか?」
というその場のノリで、職場横に戻って、二次会に隣にある
カラオケスナック「You遊」へ。まさに、地で行く地域密着!!
たしか「大ちゃん数え唄」を唄ったような気がする~?
(かすかな記憶で・・・)
今年1年間、スタッフの皆さんどうも御苦労さまでした!
2017年11月30日 歯科医師会医療管理講習会
十勝歯科医師会医療管理部主催の「医療管理講習会」に参加。
会場は、十勝歯科医師会館講堂。
今回の講師は、北海道社会保険労務士協会十勝支部の外崎裕康支部長でテーマは、労働環境の留意点。
私も診療室開設20年を経ているので、過去にいくつかの経験を持っており、そこで確認した労働環境についての知識の蓄積は、人並みにある。 開設前の勤務時代にも中間管理職的な立場にいて、その難しさも程々経験している。しかし組織が、経済の荒波を進んでいく際の「歯車」に徹していた個人的な想いもある。そんな想いを経て、自身の医療を進めたいという理念で開設したのだが、元来の性善説的思考の持ち主は、思いもよらぬ手痛い事柄や、無力感、喪失感に直面した経験も。
そこで学んだのは、よく職場を船に例えるのだが、船長の志は高くそして強く持ち、その船にはよい同志に集まってもらい、気持ちよく船を進めてもらう環境として、労働対価、時間、そしてやりがいに対して責任を果たせるかが、船長の力量であること。その労働環境を実現するためには、その船の地域での存在意義が、地域の方々に広く認知され、必要とされる存在にならなければ、結局経済も回らず、船長の理想も回らないという考えに私は行きついている。そのためには船長は、こころと頭と技術を磨いていくのが責務であり、それを怠るとまたはその能力が及ばぬと、船は波に流され、地域での存在意義は低下し、船員の志気は低下し、環境は不遇な状況となる。結局、まず初めには船長がどういう存在かが、大きく問われるという当たり前の話に終始するのだ。
今回の労働環境においての法律等の知識を得ている事は、雇用者としては必須なことであり、自身も確認を怠ってはならないとも思っている。しかし基本的に大事な事は、その知識とともに、雇用者の思考を真っ当な社会常識的レベルとすべき事が、原点であるように思えてならない。
何やらオブラートに包んだ言い回しで、ストレートにちっともなっていないが、そういう事が真理なのではないだろうか。
今回の講習会に参加し、改めて自身を問う機会となった夜でした。
2017年11月29日 福祉行政・歯科連絡協議会
福祉行政・歯科連絡協議会の開催を担当。
これは、帯広市保健福祉部とこども未来部の部長以下担当者と十勝歯科医師会の協議会で、会場は市内の「はげ天」にて。
今回、準備と協議会開催前の別室での事前協議、そして協議会での司会進行(ライトすぎたか?)と、結構広範に責務を果たしたが、なかなか楽しい夜だった。(あくまで個人的ですが・・・)
懇親会中での「オーラルフレイル」についてのスライド説明会をF幹事長が担当され、それも非常に実のあるものとなり、終始明るい雰囲気で進める事ができ、ホッと安堵。
参加者33名の集合写真撮影で協議会無事終了!で、行政参加者の方々をお見送りし、その場で幹事会を行い、その後二次会市内のジャズのお店「黒んぼ」に移動し、またがやがやと・・・
その後余韻で周囲の方と「だんらん亭」にて、反省の無い反省会を行ったとか行って無いとか…
2017年11月25日 地域啓発寸劇「輝いて生きる」 初演!
保健医療介護福祉職の有志で構成されるとかち連携の会(通称:てんむすの会)の地域啓発寸劇「輝いて生きる」の初演に参加。
会場は、新得町保健福祉センター「なごみ」。
土曜日休診で、所用を済ませた後一路、新得町へ車を走らせる。
今回の寸劇は、三途の川で出会った三人の人物が、自分が人生の最終場面でどう生きたかを振り返り、主人公院内さんがその最後の3カ月をやり直せる閻魔さまの券をいただき、どうやり直すのかがテーマとなる。
私は主人公の長男役(主人公よりずっと年上なんだけど…)で、最後の場面で父を看取り、そこで何を学んだかのセリフで幕を閉じることとなる。
すでに両親を送った自分であるが、このシーンは20数年前の父を送った場面と非常に近似しており、セリフの重みはあの頃の自分と重なる。
素人のつたない演技であるが、少しでも伝わるものがあればと思った。
初演の前の準備や、リハそしておにぎりをみんなで食べて、とてもいい雰囲気であり、各人のプロとしての想いと心根の暖かさを私は感じた。
さあ、お客さんは入った。そろそろ幕が開きますよ!
2017年11月24日 十勝歯科医師連盟協議会
十勝歯科医師連盟協議会に出席。
会場は、市内の「はげ天」にて。
歯科医師連盟は、歯科医療、口腔保健の推進のために政治の側面からのアプローチを役割とした組織である。通常は、上部組織の日本歯科医師連盟が、国内のその推進を働きかけるのが主たる動きとなってきたが、今回地域レベルにて十勝歯科医師会の活動の後押しをできないかという独自の積極的な取り組みを検討。
忘年会の色合いもある懇親協議会となったが、具体的な意見交換が和気あいあいの中でもかなり展開できたと考える。協議会支部長の考えていた実施の方向性より、協議会員の積極性が先に行く場面もあったが、「初の試み、とにかくやってみよう!」の精神は大切。
何か少し物事の通気性を高める予感が・・・
2017年11月22日 十勝歯科医師会帯広会忘年会、無事終了!
幹事を務める十勝歯科医師会帯広会の忘年会の運営開催。会場は、市内のアパホテルにて。
総務幹事として他の幹事の協力も得て準備に「奔走」してきたが、今回スライド投影での「十歯歴史検定!」を余興のビンゴゲームの合い間合い間に挟み、過去の画像を酒の肴とした企画を実施。実際は、思ったより時間がかかるもので、なんとか臨機応変に時間内に収めることができたのには、ホッとした。
その後場所を移しての二次会では、和気あいあいと過ごす。会場内、笑顔が多かったな。
雨の後の路面は凍っていて、転ぶやら、タクシーが全然無いやらで、面白話(?)が延長したが、最後はギター居酒屋「D亭」のマスターに家まで送っていただいたりして。どうもありがとうございました!
2017年11月21日 スタディクラブ火曜会特別例会
所属のスタディクラブ「火曜会」の特別例会に参加。 会場は市内のグランドホテル会議室。
今回は外部講師として、北斗病院歯科口腔外科のS先生を招いて、BPP製剤他の顎骨壊死についてをテーマに講演いただいた。
骨粗鬆症や、がん治療に多く使われる製剤であるが、その効果恩恵は、骨折の予防や延命に大きく寄与しており、歯科口腔領域でのリスクを上回る現実もある。私たちのやるべき事は、感染リスクの高い口腔において、いかに健全に保つサポートができるか、患者さんの先を見越した治療の選択も積極的に考えていく必要がある。
今回の聴講を今後の臨床に生かしてゆきたい。
ちなみにS先生は、高校後輩で先週末の同窓会でも一緒だったので、「お!」って感じでした・・・
「お!」ってなに?
2017年11月19日 十勝歯科医師会設立70周年記念式典・祝賀会
十勝歯科医師会の設立70周年事業に参加。
会場は、市内ノースランドホテル。
私が入会して20年経つが、昭和22年発会の先人からの歴史は、偉大な歴史である。先輩たちの意思を受け継ぎ、それを後輩に受け渡す責務があると感じた。
今回式典では、写真部員の腕章をつけて、カメラマンの仕事をこなし、その後の祝賀会では、余興にてバンド演奏で参加した。自分なりの心をこめた演奏のつもりだったが、こういう貢献もありか?
締めのN副会長の挨拶での逝去された先輩、友人への感謝の言葉には、非常に心が打たれた。私にもその同じ思いが胸の中に・・・
とても良い今回の周年事業だったと思う。
準備された会員の先生には、どうもありがとうございました。
2017年11月18日 高校十勝同窓会
母校の高校十勝同窓会に参加。35名の盛況な参加者の中で、わいわいと。会場は、同窓の経営する市内「平和園」にて。
多くは高校時代寮で過ごした、リアル同じ釜の飯を食べた仲間!
人生の共通の一部を経験する仲間たちとの集りは、自分の原点回帰のエネルギー充電となる。
今回、ある後輩の奥さまが、ある議員に当選し、お忙しい中でのご挨拶にいらっしゃられる。お子さんと一緒に当診療室に来院されたこともあり、微笑ましくも、今後の地域そして日本のための仕事へのご健闘を強く期待している!勿論、あるその後輩も能力を再び地域のために生かしてほしいと、こちらも強く期待す!
2017年11月18日 てんむすの会・寸劇!総練習
土曜日昼診療後、とかち連携の会(通称てんむすの会)の地域住民への在宅医療紹介寸劇「輝いて生きる」の総練習に参加。 会場は、開西病院会議室にて。
1w後に新得町で開催される在宅研修会の中で、この寸劇はお披露目となるが、今回がその総練習。だいたいのセリフは頭に入ったのだが、「演技できてる」には、クエスチョン。しかし自分の親を見送った経験が、この役どころとリンクし、セリフにも胸にグッとくるものが。
みんなで小道具の製作もしたが、超久々おじさんの工作が、新鮮な感じで!いいものだな・・・
2017年11月17日 十勝歯科医師会帯広会・入念?打ち合わせ
診療後の夜に十勝歯科医師会帯広会の忘年会での打ち合わせ会をF幹事長と長時間かけて入念過ぎるほど?行う。会場は、幹事長のクリニックにて。
今回の忘年会では、十勝歯科医師会設立70周年事業に合わせて、余興で歯科医師会の歴史スライドをクイズにしたりの「十歯歴史検定」を企画。テーマは、「温故知新!」今回そのために歴史勉強をしたが、これは有意義な経験。過去は現在に続いている事をより理解できた。
F先生と私でのタッグを組んだ仕事は今までたびたびあるが、徹底的に臨む感性が同調しているので、個人的には非常に心地良い。
一般には、ひかれるかも・・でも、いいんです!
2017年11月12日 レーザー研修会
日曜日、朝よりJRにて札幌へ。午後に行われたエルビウムヤグレーザーの研修会に参加。
講師は札幌開業の歯周病専門医の谷口陽一先生。
会場は、札幌モリタ社研修室にて。
日常臨床でレーザーを活用しているが、今回の参加にて更なるスキルアップを目的とする。札幌までの道中では、車窓から見える山間部は白い世界に。冬やあ~。しかし日帰り何のその~
実習では、豚骨が用意され、久しぶりの豚さん実習。レーザー治療の効果は、実感しているが、更に活用する症例の幅を拡げていきたい。
がんばりましょ!
2017年11月10日 ケアカフェにて、講話を
医療介護福祉職の有志で構成される十勝連携の会主催のケアカフェに参加する。会場は、帯広市グリーンプラザにて。
今回のテーマが「歯」という事で、以前にグループワーク冒頭の時間で少し講話をお願いされていた。口腔ケアや口腔機能維持、摂食嚥下についての話も、集まる職種としては、ストライクとは思うが、あえて違った視点での話にしてみた。職場で働く方々の顎口腔の緊張による疲労やその障害について、日常専門的に取り組む内容としてみた。
「少し意識することで、身体の負担が軽減され、そしてお仕事に取り組んでくださいね!」というメッセージを込めて。
- ゆっくりと顎の開閉運動(最大開口まで)のセルフチェックで、上下まっすぐな経路をとっているか。
- その際に顎関節の雑音は無いか。
- 少し難しいのだが、その開閉運動での終末としっかりとかみ合わせた位置とのズレ、いわゆる習慣性の咬頭嵌合位(ICP)と筋肉位置(MP)の顕著な不一致のチェック。
- 口腔内の側面の粘膜表面がギザギザ筋が入ってないか、舌の辺縁のギザギザは無いか。(TCHと睡眠時ブラキシズムのお話し)
- そして「あいうべ体操」はご存じだろうが、その意味と意義について。
その後、質問などを受け私も改めて考える事もあり、有意義なケアカフェの参加となった。
2017年11月9日 日本成人矯正歯科学会セミナー
日本成人矯正歯科学会の秋季学会セミナーに参加。
東京会場での講演会を大阪、函館、帯広、名古屋、岡山をネットで結んで、同時中継によるセミナーの地元帯広会場での受講。
会場は、十勝歯科医師会館にて。
2名の矯正歯科医師を講師に、今回のテーマは、「Angle class Ⅲ症例の攻略法」という事で、アンカースクリューを使ったケース供覧や、上顎骨の側方拡大後のアライナ―での対応など、非常に勉強になった。
十勝での出席者は数名であったが、内容は色濃く、また東京に行かずとも地元で受講できる事もありがたい。
今回セミナー開催準備にご尽力されたF先生にも感謝です。
2017年11月4日 日本睡眠歯科学会に出席(2)
日本睡眠歯科学会も後半2日目。
快晴の天気の朝に、宿泊する岩国シティビューホテルからのシャトルバスにて、岩国市の街並みを眺めながら会場へ。
2日目は、睡眠歯科医療の研究者や臨床に取り組む歯科医師、そしてOSA(睡眠時無呼吸症)による全身疾患へのリスク上昇を踏まえて精力的に臨床に取り組む循環器内科医師、耳鼻科医師そして精神科医師の講演も非常に素晴らしかった。医科歯科連携の重要性を再認識し、その取り組み方を参考にしたい。
子供たちのOSAも大きな問題。
顎口腔の十分な発育による呼吸環境の完成に対して、歯科医師として責務を果たさなければならない。その後学会終盤にはポスター発表会場に足を運び、様々な発表を確認。中でも大阪大学の発表者の先生とのやり取りは、いい時間となった。
さて、家路につく前に、神戸市へ…
オヤジ旅少し続く…
2017年11月3日 日本睡眠歯科学会基礎学講座に出席
日本睡眠歯科学会基礎学講座に出席。
主催は、山口県東部地区歯科医学会と日本睡眠歯科学会の共催。
会場は、 山口県岩国市の岩国国際観光ホテルにて。
所属する睡眠歯科学会では、良質な睡眠のための歯科医療からのアプローチを主眼とする学会。基礎的な睡眠医学から、医科歯科連携での睡眠時無呼吸症に対しての治療や研究、睡眠関連運動障害の中での睡眠時ブラキシズムに対しての研鑽など、睡眠と口腔の関係は非常に興味深く、そして大きな意義を伴う。
今回の会場のすぐ近くには、吉川氏の城下町で江戸時代に建設された「錦帯橋」のアーチが見える観光地。岩国市は、瀬戸内海に臨み、海と山に囲まれた地形であり、自衛隊と米海軍基地のある街でもある。羽田空港から岩国空港入りし、2日間缶づめ状態を有意義に過ごしたい。
そして持ち帰り、日常臨床に睡眠歯科医療の実践を進めていきたい。
ま、夜は安着祝いで!(それ、多いなあ~)
2017年10月31日 てんむすの会幹事会
管内の医療介護福祉多職種で構成される十勝連携の会、通称「てんむすの会」の幹事会に参加。会場は、開西病院会議室にて。
今回は、いくつかの議題の後、来月新得町で開催される多職種研修会でお披露目する在宅での生き方を啓発する寸劇「輝いて生きる」の初めての立ち稽古をした。私の役は、主人公「院内さん」の長男役に。
う~ん、後1回の総練習で本番。ま、それも良しか?
寸劇の内容は、非常に良い内容であり、本州のいくつかの地域で、公演されているものでもある。そして、多職種の仲間も皆さん気持ちの良い人ばかりで、楽しい感じとなっている。
話は変わるが、先頃より久しぶりのバンド活動を再開した。 こちらも地域で演奏をすることを目標とするもので、ある意味地域活動なのだが。そこで診療後帰宅して「じゃ、幹事会行ってくるよ!」と家内に話すと、その家内がそこにいた息子に一言!
「バンド練習、演劇練習。この父さんは、どこを目指しているのか?」
結構エッジが効いてるな、我が家内よ!
2017年10月28日 スタッフSさん、ご結婚!!
市内のホテルで行われた当診療室のSさんの結婚式にスタッフ一同で出席。華やかで、そしてとても温かい雰囲気の素敵な結婚式でした!
新婦のご両親へのお礼では、感動で私の胸も「うっ!」これから楽しく温かいご家庭をご主人とともに築いて行く事を、願っています。
宴席最後に「結び」の大役をお願いされていたので少々緊張の中、三本締めを!(よ~お!)
ちょっとテンション、高めでしたか?
ま、いつものことですが・・・
本日は、どうもおめでとうございました!
2017年10月27日 学校保健・歯科連絡協議会
十勝歯科医師会と帯広市学校教育部、教育委員会との学校保健・歯科連絡協議会に参加。会場は、市内はげ天にて。
今回、協議会の段取りと行政との事前協議のやり取り等を担当して行う。事前協議では、市内小学校でのフッ化物洗口の推進とその際に使用する試薬を市販のフッ化物製剤に移行の要望、今期開設された専門学校歯科衛生士科への入学生推進の協力、小中学校でのあいうべ体操をはじめとする口腔機能向上のための取り組み推進、永年学校保健活動の学校歯科医の北海道表彰の取り扱いの確認、そしてインフルエンザ対策としてデータを供覧してあいうべ体操の実施小学校による罹患率の低下、杉並区のモデル小学校での昼食後の歯磨き励行による同じく罹患率の低下事例を認識共有して、是非帯広市内での取り組みの一助にして頂きたい事をお話しさせていただく。
具体的な対応として、学校の保健だよりと一緒に口腔衛生、環境向上による感染予防と健康な身体つくりの推進啓発情報を同封いただくことをまず手始めにしたい。また、歯科衛生士科の入学者推進とともに小学校での特別授業等のコマでの口腔保健授業の実施の提言もした。
非常に内容も良い協議会であり、また懇親会でも明るい雰囲気でざっくばらんな意見交換ができたと考える。
担当者としては、ホッと一息…
地域の一助に少しはなったかな?
2017年10月25日 在宅療養支援研修会
在宅療養支援研修会に参加。
主催は十勝歯科医師会で、会場は歯科医師会館にて。
今回は、「美味しく食べる」をテーマに、薬剤師、歯科医師、管理栄養士、歯科衛生士の4名の先生が、それぞれの立場から現状の説明などをお話しされた。
多剤服薬の際の可能な減薬、摂食嚥下の評価に使用するKTバランスチャートとその結果を用いてどのように多職種が関わっていくべきかの流れの説明、老健施設での入所者の食事観察・ミールラウンドの現況報告、そして特養に勤務の歯科衛生士の職場内での他の職種との連携など、実際の現場を知る良い機会になった。
会場に多職種含め100名を超す参加の大盛況に、「美味しく食べる」に関わる方々の熱意を感じた秋深まる夜であった。
まさに「食欲の秋」である。
講師の夏野先生のお言葉で、
「食」とは、「人が良くなる」という事なのですね! には納得しきりでした。
2017年10月21日 十勝歯科医師会障がい者歯科診療
21日 十勝歯科医師会障がい者歯科診療障がい者歯科診療に参加。
十勝歯科保健センター診療室にて、3名の協力歯科医師と、そして北大歯科麻酔科より出張のK講師、そして協力歯科衛生士さんとで診療を進めた。
少々シビアなケースもあったが、無事診療は終了。
ドクター、スタッフも患者さんも、どうもお疲れさまでした!
2017年10月18日 十勝歯科医師会帯広会介護認定審査委員研修会
十勝歯科医師会帯広会で開催する11月からの任期となる帯広市介護認定審査委員研修会の運営にあたる。会場は、歯科医師会館会議室で、今回の研修会講師は、Y先生にお願いする。
先生の解説を横で聞きながら、以前担当していたころの審査会を思い出す。
介護保険スタート時に、ケアマネージャーの資格を一応取得したが、その後実地に携わることなく、その後は訪問歯科診療での必要な知識の枠内の、まさにペーパードライバー免許状態にやや毛の生えた私だが、数年間審査委員の職にあるY先生の説明で、記憶が呼びさまされたようないい機会であった。
丁寧でとても良い研修会だった。
実は来年5月からは、私も任期となるので勉強だな…
2017年10月17日 スタディグループ火曜会特別講演会
所属のスタディ火曜会の月一例会に参加。
会場は、市内グランドホテル会議室。
今回は、特別講演会の企画で、市内のK整形外科クリニックのK先生を講師に「骨粗鬆症とBP製剤について」と題してご講演いただく。
骨粗鬆症の定義と分類、治療の説明の後、BP製剤による顎骨壊死のリスクについての見解を整形外科からのポジションペーパーの解説と、口腔外科からの文献での見解などを交えてBRONJ,ARONJ ,MRONJと名称の変遷についても確認する。
骨は骨芽細胞によって作られ、破骨細胞によって壊されるが、骨粗鬆症では、その骨代謝機転のサイクルバランスが崩れ、破骨細胞が活性化する状態となり、骨密度、骨量の低下により骨折のリスクが上昇する。性差では閉経後の女性に多く認められ、性ホルモン分泌減少による骨吸収の促進によっておこる。その対応によく選択される薬剤が、BP製剤となる。そこでその長期服用患者の歯科口腔外科での観血処置後の治癒不全の事例報告が、いくつかなされ始めたことに今回のテーマは起因する。
以前はBP製剤の静注ケースに注意という認識の時もあったが、現在では患者さんの服用のし易さを考慮して、週一や月一服用のケースが選択されることも多いという事。他に、抗ランクル抗体であるでる6か月に1回の注射薬デマスノブにおいても事例報告があるが、上述した整形外科医と口腔外科医の見解の違いもある。
日常臨床では、患者さんで製剤を服用されている方はしばしばお見かけする。基本的には口腔内を清潔にし、細菌感染の予防が必須であり、必要なケースでは主治医との対診となるが、今後改めて注意深く対応すべしと確認。
ちなみに、先生は高校2期先輩で、高校時代の学際でのロックなミュージシャンの姿を思い出す。かなり、懐かしい・・・
先生のお人柄もあり、今回は非常に良い空気感の勉強会となる。
どうもありがとうございました。
2017年10月9日 十勝歯科医師会写真部野遊会
所属する十勝歯科医師会写真部(通称:TDPC)の毎年恒例の家族野遊会に参加した。今回はバスにて、新得町方面へ。
狩勝地域を周遊したのだが、あいにくの曇り空で狩勝峠からの日本新八景にあげられた十勝平野を見降ろす絶景が、白一色だったのは残念だったが。
JR石勝線ができるまで、明治から旧鉄路が走っていた名残をいくつか見学し、歴史の重みと、当時の先人たちの苦労を偲んだ。
サホロ湖の水面に映る紅葉はとても美しく、天気が良ければ更に映たのにと・・・
今回新得町のY先生に口利き頂いた町内の焼き肉「平成園」さんで昼食懇親会を。いつもながらのわいわい(かなり!わいわい)と楽しい時間を過ごし、帰途につく。
秋の1日…
2017年10月5日 帯広養護学校歯科指導
道立帯広養護学校の歯科指導に昼休みに出動。
毎年2学期より隔月で、歯科健診や食事観察、食後のケアや、その他の教師からの相談に、協力歯科医の2名の先生とともに訪問して対応している。
私は保健室で、歯科健診の業務を。各教室を巡回した先生は、少し時間がかかったとのこと。どうもありがとうございました。
校長室で校長先生とのざっくばらん談義しちゃいましたが…
(ざっくばらん談義とは、なんぞや?)
2017年10月1日 北海道学校保健研究大会新ひだか大会
第65回北海道学校保健研究大会日高(新ひだか)大会に参加した。大会の主題は、「北の大地を生涯を通じて、こころ豊かにたくましく生きる子どもの育成を目指して」。
主催は、北海道教育委員会、日本学校保健会、北海道学校保健会、新ひだか町教育委員会。会場は、新ひだか町三石の新ひだか町総合町民センターはまなすにて。出来たばかりのとても素敵な会場!
この大会は、昭和26年よりスタートし、子ども達の成長に対し学校教育現場の担当者、PTA、地域住民、学校医、学校歯科医、学校薬剤師による研究や連携を趣旨とした大会である。スタート時は、戦後の食糧難や、感染症の問題の中で子ども達の育成を年頭に置くことが主目的だったであろうが、現在は学力や体力、発育、そしてこころの問題が大きな課題となっている。
開業以来20年を通して過去にこの研究大会には3度参加しているが、4度目の今回は50歳となり、曲がりなりとも相応の知見が備わった自身としては、より身近に考える事ができる、有意義な参加だったと感じた。
午前の部の基調講演では、みやぎ心のケアセンター企画研究部長である小児精神科医師の福地 成先生の講演。
演題は、「緊急時のこどものこころの反応」で、東日本大震災直後からのこどもたちのこころのケアと研究を丁寧にわかりやすくお話しいただいた。こどもの安全地帯と冒険の場所を行ったり来たりしながら発達していく話や、家庭での虐待や過保護によって子どもたちの感情はどう影響されるかなど事例を通して理解することができた。
午後の専門部会では、新ひだか町の小学校のフッ化物虫歯予防の取り組み事例の発表を聞き、その後今回の出張を十分消化し、帰路につく。
宿泊のホテルに設置されたパンフの中に、港町での津波の際の予想被害マップがあり、平野に暮らす者として、地域の苦労や備えを実感することがあった。また、昨年の台風の傷跡は、日高では鉄道の不通が継続している。また静内の歴史を学ぶ時に、馬文化でのバブル時代の活気や、地域の人、経済などの事情を見聞することができ、今回の出張はとても意義あるものになったと思う。改めて北海道の広さを感じ、また十勝で生きていこうというエネルギーをいただいた2日間だった。(懇親会でのエネルギー放電もいつもの事?)
2017年9月30日 学校歯科医基礎研修会
学校歯科医基礎研修会に十勝歯科医師会帯広会幹事会よりF幹事長とともに出向して出席した。主催は、北海道歯科医師会、日高歯科医師会で、会場は新ひだか町静内のホテルローレルにて。
今回の研修会は翌日の学校保健研究大会に先立ち、学校歯科保健についての講義で、日高、北海道歯科医師会の理事者と、新ひだか町教育委員会教育部の指導主事の方が講師を務められた。
北海道の条例で、小中学校でのフッ化物洗口実施(週に1回10mlのフッ化物を口に含み1分間ぶくぶくし、その後吐き出す)による虫歯予防が明記されたのだが、地域によって実施状況が異なることなど、他地域の情報も理解できた。また行政からの講師の話では、現場の状況をお話しいただき、改めて考えさせられる課題も見え、非常に有意義だった。
学校歯科においては、開業以来20年間携わり、平成22年からは道立帯広養護学校の学校歯科医の任にあり、学校教員の方との連携をとった活動を職務と考えてきた。また地元小学校のPTA役員と学校評議員を経験したので、学校現場の現状も認識する機会があった。その経験の上で、既に理解していること、そうでないこと、また今後自身の取り組みの課題など考える良い機会となり、今回の研修会参加の意義は大きかったと思う。
質疑応答では、折角の機会なので介護予防において重要視される「オーラルフレイル」を考えるときに、物が少ない時代に硬いものなどをしっかりと食べてきた大先輩達も加齢による機能低下は誰しも起こり、それに対しての維持や低下予防が課題とされている。
軟食文化の現代において発達発育期の子ども達の食習慣をはじめとする口腔の健全な発達のために、我が国の将来へ寄与するために歯科医療として先を見据えた視点で、子ども達の健口づくりに積極的に取り組むことが必要なのではないだろうか。勿論取り組みはなされているのだが、こども、高齢者と縦割りに取り組むのではなく、一人の人生としてつながっている中での多角的な視点を持って社会に啓発し、そして私たちの実践が重要と考える、というような北海道歯科医師会への要望をお話しさせていただく。
その後の懇親会では、地元日高や道内各地から参加した先生との交流で少々?盛り上がり、静内の夜が少々?つづく・・・
2017年9月28日 歯科医師会学術研修会
十勝歯科医師会学術部による学術研修会に参加。会場は十勝歯科医師会館講堂にて。今回は、gsk(グラクソ・スミスクライン・コンシュマー)による製品説明会。義歯安定剤のポリグリップ、義歯洗浄剤のポリデント、知覚過敏対応歯磨剤のシュミテクトについての説明会だった。
まず義歯安定剤について、歯科医療機関で患者さんに進めるか否かというところだが、必要なケースでの対応は有効と理解でき、診療室での対応を進めたいと考える。そこで考えなければならないのが、義歯の使用性の向上とともに、口腔内細菌の温床の問題である。そこは、義歯洗浄剤の話につながるのだが、口腔内細菌の増殖による全身疾患への関与の見識は、日本よりもアメリカが一歩進んでいるという事。呼吸器疾患の予防に口腔ケアの有用性は日本でも関係者の共通認識となっているが、デンチャー(義歯)ケアについても、しっかりと対応する必要がある。
2017年9月27日 歯科医師会地域医療部会
歯科医師会での所属する地域医療部の部会に出席。
会場は、十勝歯科医師会館会議室にて。
10月に会員と多職種を対象に在宅療養支援研修会を開催する。
今回は、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、歯科医師を講師にジョイント講習会となる。O部長より、北海道の委託事業での、北海道歯科医師会とのやり取りを聞き、「あるある」を私も理解する。
地域のために、部員として協力を。
2017年9月19日 スタディグループ火曜会例会へ
所属のスタディグループ火曜会の月一例会に出席。
会場は、市内のグランドホテル会議室。
今回は、会員のS先生の発表で、テーマは「CAD/CAM」。 CAD/CAMの技術は、あらゆる工業製品製作において多用されているが、歯科医療の分野でも差し歯を製作する際にその技術が利用されて、日進月歩の進化を遂げている。
差し歯の製作過程は、一般的には歯牙の形態修正(被せるための土台を支台と呼ぶ)が終了後、口腔内歯列を印象採得(歯形を採る)を行い、それに石膏を流し硬化させ模型を作製。その模型上でワックスを盛り上げ、形態修正をして作製する差し歯のワックス版が完成する。それを模型から外して埋没材に埋め込み、熱によりワックスが蒸化すると、差し歯の鋳型ができる。金属の差し歯ならば、それに熱して溶解した金属を流し込み、硬化後取り出し、それをワックスを作製した模型に戻して形態修正や調整、研磨を行って完成となる流れである。
CAD/CAMの場合は、工業では金属を削り出して部品を作製するが、歯科では、セラミックやハイブリッドレジンのブロックを使用して、差し歯は白い歯限定に使われている。最新の技術では、形態修正された歯牙、歯列を専用カメラで口腔内の光学印象(カメラで動画をとって、データを読み込む)を行いそのデータをPC操作して、ミリングマシーンの中でセラミックブロックを削り出して差し歯に完成するという流れである。非常に短い工程!
当診療室でも発注した技工物をラボサイド(歯科技工士)にてその技術で製作しているケースはある。しかし今回のS先生の発表では、院内技工士さんとともに最短では、その日の来院で形成から差し歯のセットができるという事であった。1回の来院で終了可能ということである。
現実的には口腔内の光学印象の課題もまだまだあり、2回で完了が多いとの事だったが。
技術は日進月歩であり、若い先生の方向性はその技術に焦点を合わせている事が理解できた。自身の歯科医療の目指す方向性とは、少し異なる道でもあるが、その現状を学べたことは有意義だった。インプラント治療もそうだが、取り組みが無くともその知識を持っているという事が大切だ。専門としなくとも一般的なアドバイスを患者さんにお話しする機会は多々あり、それができる事は日常で求められる。
2017年9月13日 十勝歯科医師会帯広会第2回幹事会
十勝歯科医師会の中で帯広市内の会員で構成される帯広会。
帯広市との幼児予防歯科事業、学校健診、成人歯科健診、介護認定審査会等の行政とのやり取りが仕事の組織だが、その帯広会の幹事会に出席。会場は十勝歯科医師会館会議室。
今回資料他準備と進行を担当したが、協議事項のボリュームがなかなかな内容と量で、会議がコンパクトには済まないとは考えていたが、予定時間をだいぶ超過してしまう。参加の方々には、大変お疲れさまでした。 ただし、今後の方針や具体的な課題とその取り組みについては、かなり意見交換は進んだと考える。
任期2年の間に、先鞭をつけたいと思う。
2017年9月12日 ミールラウンド見学会
十勝歯科医師会での事業での「ミールラウンド見学会」に参加。
会場は、老健施設アンダンテにて、施設でのミールラウンドを担当するO理事について一緒に対象となる利用者さんの食事の様子を見学した。
ミールラウンドとは、口腔機能低下による嚥下障害などのリスクがある方の食事の様子をチェックして、後の検討委員会にてその方の食形態などの変更の必要性などを判断する流れとなる。
おおよその内容などは知っていたが、こうして実際のミールラウンドに携わるのは初めてで、事前の評価からラウンドでのチェック項目、食事量の変化やそれに伴う体重変化など、限られた時間の中でスムーズに進める必要がある事を学ぶ。
非常に良い学びとなりました!
2017年9月11日 帯広市長表彰・懇談会
学校健診の永年勤続歯科医師の帯広市長表彰懇談会に出席。
会場は、市内ノースランドホテル。
市内の学校健診に10年以上従事し、55歳となった方が市長より表彰を受ける仕組みだが、2名の先生が表彰を。
F幹事長の乾杯の挨拶では、歯科医師会と帯広市との関係性は非常に友好的な歴史があり、幼児予防歯科事業や、成人歯科ドック事業など、北海道内の他地区にはみられない取り組みが、継続的に成されてきたとのお話を聞く。
それをしっかり実のあるものとして私たちの市民に提供していく責務を感じた。その後、行政マンの方々と懇親へ…
帯広モデル、いい!
2017年9月8日 北海道歯科医師連盟評議員会
北海道歯科医師会館講堂に十勝よりS会長とともに出席。
会場は、札幌市の札幌パークホテルにて。
今回初めての会議参加であったが、来賓には職域より選出された石井みどり参議院議員も出席しての中央情勢報告で、安倍内閣での「骨太の方針」に歯科口腔保健の文言が掲載され、国民の歯科健診の推進への予算付けなどの話を直接聞くことができた。予算確定には各分野間での熾烈な戦い(いわゆる分捕り合戦)が毎度繰り広げられるとのこと。
しかし今回、歯科口腔保健の推進が、政府方針に入った意義は予算付けにおいても大きく、またその意味の重要性が政府内で認知されたという事が、今後の日本の医療介護福祉の中での歯科医療の位置づけの変化を物語っていると理解できる。
他の報告事項、決算の議決事項のあとに協議の時間となり、要望を発言する。今回の資料での「歯科口腔と全身の健康とのエビデンス集」、例えば専門的口腔ケアの実践とそうでない群による肺炎罹患率の有意差や、入院日数の減少などよくまとめられていたが、それらは特に高齢者への健康寿命延伸や、医療費の削減への寄与へのエビデンスである。
そこで、子ども達の口腔機能発達不全などが認められる現在において、発育発達期における口腔環境の健全化、歯科医療としての支援の実践を進めるべく、地域社会への啓発、情報発信を進めて頂きたいとの要望を。以前、十勝選出の中川代議士は、「日本が危ない」というメッセージで政治活動に熱心に取り組まれたが、その精神を学ぶならば、「子どもたちが危ない」という視点について、我々の取り組みをもっと進めるべき事も添えた。
ただ同時に大切な事は、各歯科医療者の認識とスキルそして熱意が連動することでもあるのだが。。。
2017年9月8日 デンタルミーティングin北海道
北海道歯科医師連盟評議員会終了後、北海道歯科医師会館より参加者一同バスにて札幌パークホテルへ。
会場を移して、「デンタルミーティングin北海道」に出席。
その中で、日本歯科医師連盟の高橋英登会長の講演があり、その資料の情報の緻密さには納得。健康と歯科口腔の関係について取り上げられたマスコミ記事や、統計、データ集であったが、会長の熱い想いとともに折角頂いたので、この情報を私なりに地域へ橋渡しできればと。
その次には、山田宏参議院議員が登壇。
議員は、かつて東京都杉並区長を務められていたが、首長として財政の立て直しの必要性に直面し、ウナギ登りの社会保障費に対し、医療費を抑えるために区民に健康になってもらい、医療費がかからない仕組みにどうしたらできるかを考えられた。(これは全国的な大きな課題なのだが)
「健康日本21」では、そのポイントに食事、運動、睡眠、タバコ、酒そして歯の健康が挙げられている。
議員いわく、並ぶポイントは自己に任せるものばかりで、どう実現できたかを確認することができないものばかり。そこでいろいろと調べると香川県の資料に、歯科健診にかかった人とそうでない人の1年間の医療費が10万円違うこと、口腔の健康が全身の健康に密接に関与する事を認識した。そしてその時の杉並歯科医師会の高橋会長に相談し、クリーニング付き歯科健診の実施に踏み切ったという。
その結果が、医療費の減少につながった経験から、議員になった今、日本を救う財政の健全化のための切り口として、口腔保健の推進を精力的に取り組んでおり、それが安倍内閣の骨太方針にも関与する一助となったと申された。
その活動は、資料やマスコミにおいて知っていたが、さすがにご本人の言葉を目の当たりにして、強く理解できた。議員の話すエビデンスは、その分野の研鑽をした者ならば、既に知られたものである。しかし、それを歯科医療者が話すのでなく、歯科医療と関係ない議員が話す事に意味があり、一般の方々がより耳を傾けて頂く状況になり易いということになる。
歯科医師連盟を考えるとき、歯科医療の利益追求団体としてのみ活動するならば、私は筋が違うと思いたい。(そう思わない方が多数かも)
国民の健康増進への寄与や国家への貢献が増すための必要な歯科医療のフィールドを政治の側面から現実的にバックアップすることが、ひいては歯科医療への利益につながる事になるからだ。卵が先か鶏が先かという陳腐な問答ではなく、筋道の通った流れのなかで責務を果たすフィールドの確立が、安定した継続性の担保になると考える。そして必要な認識を共にする政治家との連動は、現実的に必須である事も今回よく理解できた。ライセンスを持った職域代表の政治家を国会に届けるという考え方があるが、あえて言うならば、政治家としての力量、能力は歴然としている。ならば違った方法論で政治にアプローチする選択肢を選ぶことが、賢明であり早道でもあるという事も良く理解できた。
折角の機会ということで、高橋会長、山田議員とも名刺交換の際に少しお話ができたのも成果である。
一地域と東京、日本は確実につながっている。
雲の上でも雲の下でも無い。
2017年9月3日 帯広市健康まつり
帯広市主催の市民イベント「帯広市健康まつり」での十勝歯科医師会コーナーに参加。会場は、帯広市保健福祉センター多目的ホールにて。
昨年まで担当者として準備、運営に携わっていたが、今年は歯科医師会員として協力の立場となり、これもまたいいものである。担当部長のご苦労も理解できるし、その部長にも毎年協力頂いていたので、その恩返しという意味も・・・
今回は、前年に引き続いて「口腔機能向上」が大きなテーマとされ、その中で、私は歯科衛生士会のMさん(支部長さんね!)とともに、RSST(反復唾液嚥下テスト)コーナーを担当した。これは、嚥下での喉の筋力、反射能力を推し量るものとして、30秒間に自身の唾液を何回嚥下できるかを調べるもので、3回以上が望ましいとされる。しかし、緊張や意識しすぎてなかなか飲み込めないケースもあるので、ひとつの目安でもある。
他には、口腔内乾燥度測定、オーラルディアドコキネシス(パ、タ、カの文字を10秒間連続で発語し、嚥下運動での口腔の巧緻性を診る)そして舌圧測定コーナーとなり、その後衛生士会担当のあいうべ体操コーナーで各測定結果を踏まえての指導がなされる流れだ。いい流れである!
私も来場者さんとかなり会話して、時間があっという間に過ぎたので、結構熱心に取り組んだみたいだ。いい経験となり、また診療室で、もっと取り組むべき課題が見えた。
口腔機能向上は、シニア世代が喫緊の問題とされるが、その前の成年時代、そして幼少期からの食習慣などから重視すべき問題。それをこういうイベントを利用して住民に啓発する意義は大きく、また各医院の外来にて情報発信する世の中になると、だいぶ山は動くと考える。
しかし、歯科医師会員のこのイベントへの協力者が僅かであることが、危惧されるのだが・・・
2017年9月1日 歯科医師連盟会議
十勝歯科医師会の歯科医師連盟会議に参加。
会場は、十勝歯科医師会館会議室にて。
歯科医師連盟は、歯科医療の推進について政治分野で活動する組織であり、歯科医師会と同じく日本、北海道、十勝という3層構造の組織であるが、地域の連盟の活動は地域の判断に任されている。
そこで今回の会議では、良好な口腔環境で全身の健康への寄与というテーマの中で、専門学校歯科衛生士科の学生への支援も含めて市議会に何らかのアプローチを目指すことを協議する。
連盟と言えば、一見選挙の時の応援に終始するイメージがあり、またイメージ通りの部分も少なくないのだが、地域において戦略的な活動を、ということだ。
十勝オリジナルを確認。
2017年8月31日 十勝連携の会幹事会
所属の多職種有志の会「十勝連携の会」の幹事会に出席。
会場は、開西病院会議室にて。
在宅医療の住民周知を目的にした、寸劇の読み合わせ第2回目!
11月に新得町で初披露という目標が設定され、少々不安もあるが、構成メンバーのやる気と能力は、かなり凄い。こなしていきそうな予感十分。
十勝の人材は、豊富だ。
2017年8月29日 白樺通り地域包括ケア協議会・市民公開講座
所属する白樺通り地域包括ケア協議会の市民公開講座に参加。
協議会を代表して、開会のご挨拶の任もあったりして。
会場は、市内十勝プラザ会議室。
今回は、「いつまでも“食”を楽しみ健康生活を送りましょう ~紹介します、今日からできる介護予防につながる生活習慣のヒント~」というテーマで、公益財団法人北海道医療団 栄養統括科長である管理栄養士の木村 千恵里先生を講師にお話をいただいた。
木村先生は、時々ご一緒する機会もあり、熱意あふれるも大変穏やかで、お美しい先生で、栄養士会の中心となられて活躍される方。
講座では、低栄養の問題の説明と指輪っかテスト、飲み込み筋力チェックのごっくんテスト等で、参加者との双方向でのやり取りのなかで、会場内も終始和やかな雰囲気の勉強会であった。
講師の先生、開催の準備をして頂いた協議会スタッフの方々、そして参加された市民の方々には、どうもお疲れさまでした。
2017年8月29日 メーカー勉強会
午前診療後、歯科機器メーカーのk工業の担当者の方によるスタッフ勉強会が行われた。今回、訪問診療用に歯科ポータブルユニットを新しく導入し、その機器の使用説明会となる。
今までも診療室開設以来のY社のポータブルユニットがあったが、重量があり、またほとんどのケースは義歯の作製、修正、調整で、N社の携帯用エンジンモーターで対応してきた。そのエンジンの交代も4台目と、時代は流れているが。
今回新機器の導入を決めたポイントは、歯面や歯周ポケット内のスケーリング(歯石クリーニング)の機能と、吸引バキュームをみて、今後の時代のニーズで、訪問診療での歯科衛生士の専門的口腔ケア(家族や介護職種の口腔ケアとは一線を画す内容)の重要性がさらに大きくなることが予想され、今回の判断に至る。
専門的口腔ケアの位置づけを当診療室としても、しっかりと捉えて取り組んでいきたい。
2017年8月26日 高校同窓十勝支部会・ファミリースピリット
函館ラ・サール高校の同窓十勝支部会総会に参加。
会場は、市内「ふじもり」にて。受付にて会費を支払い後、卒業期、職場、名前の書かれたいつものガムテープ?を胸に張られて着席。
相変わらずの男子校のノリで、4期から45期まで(私は23期だが)の元高校生が集結。
同窓会には医療職種がかなり多く、また行政にも同窓が複数いる。私も歯科医師会の事業担当の際は、先輩達にかなりお世話になり、母校の理念「ファミリースピリット」は、社会人になっても健在であることを 身をもって感じた。
今回は、函館在住の母校OBでもあり、その母校で物理学の教師としてご活躍されたO先生をお呼びして、総会の後、特別講義を行って頂いた。物理学というよりは、当時の思い出話やこぼれ話で、会場内は大盛りあがりに。現役バリバリの頃の先生のお姿と比べると、人は穏やかになるものである・・・
同窓生で、次か?のノーベル賞候補のOBがいるそうで、その恩師として先生には、毎年10月にはマスコミの取材アポがとられて、授賞の際のコメントを机の中に用意されているとかの話もあり、我々も何か自分の事のように大きく錯覚したり。終始、和気あいあいとても楽しい時間であった。
宴会が始まってからは、一人ずつ近況報告や想い出話など順番でトークタイムとなるが、とにかく皆よくしゃべり、上手に笑いにつなげるものである。さすが、口八丁手八丁の元高校生達か。
中でも「物理学は、ほんと難しかった」とのコメントが多数述べられていたのには、私も全く同感だった。50点満点のテストで、取った点数6点にびっくりしたが、平均点が8点で、その6割以下が赤点なので、なんとか免れたとか…まさに、物理あるある!
先生は剣道部の顧問でもあった。
当時の古い体育館は各部が狭いエリアを住み分けして練習していて、私の卓球部のすぐ横が剣道部で、迷い込んだボールを拾いにお邪魔したりしたな~。
ちなみに柔道部は、ステージの上に畳をひいて練習し、体操部は体育館の入り口の廊下の向こうから助走して、飛び跳ねていたり、もう無茶苦茶な世界だった。そりゃ、強い訳ないよな。
それも男ばっかり(それ関係ないか?)
私も小噺では(おっと、近況報告だった)寮生番号C-218番(3年間私に付けられた番号、囚人か?)に戻って、責務を果たす?
原点に立ち返り、エネルギーを充電できた夜だった。
(それ以上に、放電したかもしれないが…プラマイ・マイナス?)
2017年8月22日 火曜会例会
所属のスタディグループ火曜会の月一の例会に参加。
会場は、市内グランドホテル会議室。
今回は会員発表の後、プロパーから京セラ社の製品プレゼンを聞く。
光工学デジタル印象のデモを見たが、技術は凄いものである。
例会終了後に1階ロビーにて、会員3人で症例検討会を行う。
番外編、かなりいい時間となった!
2017年8月20日 北海道歯科学術大会
北海道歯科学術大会に参加。大会のメッセージは、「共に生きる」 会場は、札幌パークホテルにて。
今回の複数の講演のテーマとしては、メッセージにも表れているように在宅歯科医療、地域包括ケアの内容が目立った大会だった。
社会の流れに呼応していると考えられるが、それ以外の視点での取り組みもあってもよいのかな~?
とは、個人的な勝手な!感想。 勝手なものですね…
歯科衛生士さんの在宅での専門的口腔ケアの実践例は、勉強になった。診療室に持ち帰り、スタッフと、考えていきたい。
また、札幌の先生のエルビウムヤグレーザーでの歯周組織への臨床例とテクニックも、とても良い内容だった。臨床に生かしたいと考える。
2017年8月18日 見える検討会(みえ検)そして納涼懇親会
この春から隔月で始まった、見える事例検討会。
主催は十勝連携の会で、会場は市内グリーンプラザ会議室。
主にケアマネジャーさんが、実際の事例(個人は特定されない提示)を説明して、参加する医療介護福祉職種(有志の自由参加)それぞれの分野の人達が、質問や意見を述べて事例の課題の抽出とその実際の行動計画(アクションプラン)を作っていくもので、それが事例提供者の仕事に反映していく流れだ。行政書士さんの意見などを聞くと、視点の違いに非常に勉強になる。今回も、和気あいあいとしながらの時間だった。
私も訪問歯科診療に多く携わるが、病院の入院患者さんがほとんどで、なかなかその方の背景などに深く踏み込んで触れることは少ない。しかし、居宅の方でケアで継続してお付き合いの場合などは、ご家族の様子など情報の把握は成されてくる。
今回は、その後会場を近隣の居酒屋「いろはにほへと緑ヶ丘店」に移動しての納涼懇親会へ。精神科のO先生、お世話になるケアマネジャーkさんと隣り合わせで、熱い中にも冗談も含めて大いに盛り上がり、福祉用具貸与のHマックのMさんとともに二次会に行ってしまった…
O先生いわく、「地域包括ケアは、医療よりも福祉が中心に来なければならない。」アメリカマジソン市の事例もお聞きし、感服!
先生と同じく、この多職種の集まりは、私も大好きである。
どうもお疲れ様でした。
2017年8月17日 十歯会報に寄稿
今回、十勝歯科医師会内で年1回発行している十歯会報に、依頼されて「理事退任挨拶」と「帯広コア学園講義雑感」の2つを寄稿。
目安の字数の中で、述べたい事をどう組み立てるかだが、夜などに一気に仕上げたものが、翌日それを見てちょっと赤面もあったりして。一度冷静に客観視は、必要な作業である。
エッジ?を残しつつ、校正し完成。
私の体形に、エッジはないのだが…
2017年8月8日 急遽!在宅歯科勉強会の様相に…
診療後、Hディーラーと歯科医療機器メーカーのk工業(鋼製品や工具機器、金庫などもつくるようで、その中の一部門がデンタル機器という)のMさんが、訪問診療での機器の説明に来た。
今までk工業製品とのお付き合いは無かったのだが、新製品のそれは、シンプルで軽く、十分な機能を備えている事がよく理解できた。最近では毎日のように午前診療後、訪問診療に出かける。診療室スタッフもその仕事をよく理解頂いて、今の手駒の機器で回っている。
しかし、紹介を受けた機器の機能を見て、ケアの部分での上手な使い方が拡がる事が、感覚的にピンと。
お、検討か?
その後、Mさんとの在宅医療の話が、拡がって。(脱線とも言う。良い脱線?)お互いに通じるものがあり結果、意見交換勉強会の様相に。時間はかなり流れたが、非常に有意義な勉強会だったと思う。
なかなか業者の方との話で、ここまで突っ込んでの楽しい会話もそうは無い。まさに、真夏の夜の勉強会か!
2017年8月6日 広小路七夕祭り
市内の広小路アーケード街の七夕祭りでのフォークライブにカホン担当で参加した。これはここ数年続けられているライブで、居酒屋「だんらん亭」さん主催。会場は立ち飲み居酒屋「結い」さん前の路上ライブ。(居酒屋さん関係多いね)
今回初めて市内のジャズライブバー「B♭m7」のSマスターがウッドベースにて参加して名演奏され、ジャージーな雰囲気も加味されて、すばらしい時間に。Sさん、実は昨日も患者さんでお会いしてたり・・
途中、知り合いの人達との語らいも夏のまつり感に花を添えて。
まさに地域に生きる! こういうことか。
今回初めてカホンでのブラシによる演奏を試みたが、正直なところ奥が深く、甘くない事を知る。反省点としては、8ビートの楽曲に対しては、一本調子になった感があり、もう少し理解と練習を深める必要あり。というか、カホン本業じゃないけど…(そういう姿勢がだめか?)
今回のライブは、プレイヤー2人(ダンますさんとギブソンYさんのサポートメンバー)が交互に4曲ずつ交代で演奏し(かなりお客とのMCやり取り時間も多かったが)、午後3時から7時までの長丁場。
アルコールの勢いもかなりあり、聞いて頂くお客さんのアンコールの連続?(悪ふざけとも言う)で、終了予定の40分間オーバーにて終了となる。
その間多くの時間、カホンを叩いていたので、もう腕が・・・
夜の帳が落ちかけた中での「夏の終わりのハーモニー」他のしっとり系の楽曲の気持ちよさは、演奏の醍醐味だった・・・
みなさん、どうもありがとうございました!
2017年7月29日 障がい者歯科診療に出動
土曜日診療終了後、その足で午後からの十勝歯科医師会歯科保健センターで行われる障がい者歯科診療に出動した。
診療では、北大歯科麻酔科からの先生も出張で来られており、通常の診療、それが難しいケースでは開口器と抑制による診療、笑気麻酔を併用するケースや、更にシビアなケースでは静脈鎮静下での診療となり、それでも難しい時は、歯科口腔外科に紹介して全身麻酔下での診療となる。
今回の仕事の中で一例、小児患者さんを抑制にて診療を担当したが、患者さんが終わって帰る時に、近づいてきてぺコンと頭を下げてお礼をされたのが、とてもかわいらしかった。
「頑張ってくれて、ありがとね!」
開口器と抑制の診療は、当診療室でも結構な頻度で実施しており、スタッフの対応も堂に行ってて、非常にスムーズに進めている。
鳴き声はこだましても・・・
シビアなケースでの障がい者歯科診療で特に大切なのは、術者サイドがしっかりとした気構えと知識、技術でなるべく短時間に安全に診療する事に尽きる。ゆっくりは、あり得ない。まっこう真剣勝負
・・・当たり前だが。
2017年7月28日 十勝歯科医師会帯広会学校健診連絡協議会
十勝歯科医師会帯広会学校健診連絡協議会、う~ん名称長い!
という事で通称「帯広会ビールパーティー」のほろ酔い?司会進行に従事した。会場は、市内「イン・ザ・スイート」にて。
中庭オ―プンエアでの開催を予定していたが、何で今日だけ雨?
という事で、残念ながら中庭を望みながらの屋内での開催。
久々に公的な懇親会の取り仕切り準備をしたが、結構楽しかった。幹事の先生達も心得ており非常にスムーズで、O会長、F幹事長以下いいチームとなっている。
今回の懇親会のテーマは、対話重視・コミュニケーションであり、中盤での強制席チェンジや、即興マイク近況パフォーマンスリレー?フリートークからの歯磨剤のフッ化物含有濃度が2倍弱上がった事に対しての学術的議論など硬軟そして軟軟織り交ぜての、良い懇親会になったのではないだろうか?
2次会は結構な数の有志で「ヒートウエーブ」に移動。
こちらも、またまた~。
なぜか翌朝、声が枯れていた・・・
2017年7月26日 十勝連携の会幹事会
参加する医療介護福祉有志の会、通称:てんむすの会の幹事会に出席。
会場は、開西病院会議室。(昼に往診に来て、今日2度目!)
在宅医療の啓発寸劇「輝いて生きる」の初読み合わせを行う。
皆さん、上手! 話は、三途の川の前にある茶店で出会った、三人の人達のお互いのなくなり方を語り合うところから始まるのだが、かなりいいお話。見た人が、在宅医療ってこんな感じなのか!と、わかりやすい内容だと思う。
私の役は…ま、それはいいとして。
11月にまず管内のとある町で、お披露目を目標に練習は進む・・・
2017年7月22日 診療室送別会と歓迎会
転居により退職される衛生士のA主任の送別会を行う。
会場は、ジュウ―シーディッシュ南大門にて。
また、昨年末より入職したS衛生士(お子様の都合で歓迎会に急きょ本人不在ですみませんでした)と、5月より入職したT衛生士の歓迎会も兼ねて行った。新人スタッフもAさんと短い期間ではあったが共に働き、打ち解けた関係になる。歓迎される身で送る側になったのは、少々申し訳なかったが。
Aさんは、パートから入職し、途中で常勤となり、片腕として11年間、院長としては心から労をねぎらいたい。明るい性格は、誰からも慕われて、私もAさんと患者さんに多くの楽しく、良い仕事ができたと思う。
各スタッフからのAさんへの言葉には、それぞれの想い出や感謝が詰め込まれていて、涙も見え隠れた・・・
当診療室の理念
「アットホームでこころの通じる、そしてきらりと光る医療をめざす」
を新しい主任のT衛生士、そしてスタッフで進めていく事を確認し、そしてAさんの今後の医療人、家庭人としてのご活躍を祈念して、会は名残惜しく終了。
また10月にスタッフの結婚式でAさんには再会できるようで、楽しみにしています!
2017年7月16日 北海道予防歯科臨床懇話会
北海道予防歯科臨床懇話会に参加してきた。
会場は、旭川市ワシントンホテルにて。
今回は講師に、愛知県常滑市のアイデンタルクリニック院長の井上敬介先生で、演題が
「アイデンタルクリニックにおける予防歯科の取り組み」
~小児期の呼吸・姿勢と歯並び予防について~ での講演であった。
講演内で、虫歯の罹患率は、国が少し裕福になって砂糖が安価に出回る事によって食習慣に変化が起こると増えて行き、その国の社会・経済が安定成熟していき、日常での余裕ができ、人々の口腔衛生の関心が増えると虫歯も減ってくるのが、世界の流れであるとの話は、理解しやすい話である。 虫歯がゼロになる事は難しいだろうが、3~40年前に「むし歯の洪水」と言われた時代から比べると激減したのは、前述の先生のお話の国の成熟化による食品、食習慣の変化、少子化による子供に対しての家族の管理の変化、予防の概念の普及、そして歯科医療の取り組みの拡大が寄与している事は間違いない。
当診療室にも虫歯を主訴に来院する子供たちは少なくないが、予防に来院する子供たちの方が圧倒的に数は多い。学校歯科健診に出向いても、その傾向は肌で感じている。
しかし、別の「洪水」が氾濫しているのである。
それは、顎の劣成長や、歯列の狭窄による歯列不正である。その原因は、正しくない口での呼吸習慣、日常での姿勢、態癖、そして食習慣であるという話になった。講師の先生のお考えに全く共感しきり。
最後の話では、呼吸における二酸化炭素の体内量の意味に言及されていた。呼吸をさせる中枢は延髄にあり、そのトリガーをひくのが、二酸化炭素量である。そして口呼吸は浅く速い呼吸であり、血中の二酸化炭素濃度は低くなり、呼吸の悪循環、体内の平滑筋の収縮、ヘモグロビンの酸素運搬と組織での放出の低下などをお話しされた。 二酸化炭素の意味については、既に知識としてはあったが、あらためてその話を旭川で確認できたことは、非常に有意義であった。
もっと歯科医療が社会に発信していかなければならない事が たくさんある!
との先生のお言葉には、心ふるわされ・イン・旭川…
2017年7月14日 十勝歯科医師会地域医療部会
所属の歯科医師会地域医療部の部会に出席。
会場は、十勝歯科医師会館会議室にて。
前年度まで担当者として臨んだ部会に、今年度からは一部員として微力を!と考えている。今年も北海道からの委託事業として継続する「在宅歯科医療連携室整備事業」が、部の活動の大きな部分を占めるが、この委託事業が、この1~2年で変化する情報は以前より伝えられている。
「委託」が外されるという事。
十勝では、平成24年10月より道内に先駆けてこの事業を始めたが、この5年間の蓄積は、道内の他の歯科医師会より利点がある。それは、事業での先駆者としての苦労も理解したうえで、決断した前会長の先見性があってこその実績の蓄積だし、その結果在宅歯科の地域の多職種での認知もだいぶ進んだと考える。
「委託」が外された後、この事業を十勝としてどう継続していくかが問われるのだが、事務局での専任衛生士が電話対応から、必要な際の無料訪問診査と言うこの事業の形態を継続するかは、恐らく検討事項になるだろう。しかし、多職種への連携活動や、対外的な啓発情報発信、教育活動は、今後も積み重ねは必要であるし、その種は確実に実を付ける事を、経験上理解している。
そこは「戦略」を持って臨んでいく事か。
2017年7月6日 歯周病市民向け公開講座に参加
市内の糖尿病専門医である自由が丘横山内科クリニック主催の市民公開講座に参加。
テーマは、歯周病を治そう!~糖尿病やメタボとの関連から~
会場は、とかちプラザ大集会室にて。
院長の横山先生は、数年前より十勝歯科医師会協力医と連携して、糖尿病患者さんの歯周病所見、プラークチャートのデータより糖尿病と歯周病の関係を研究した先生。
少し遅れて出席すると、演題2で「本当はこわい歯周病の話」と題し、十勝歯科医師会理事で、北斗病院歯科口腔外科の斎藤恒夫先生の講演が始まっていた。
歯周病と全身の関わりについて、歯周ポケット内の炎症部より
- 細菌が血管内に入り血流に乗って行くケース
- 細菌が放出する内毒素が血流に乗るケース
- 細菌と闘う白血球などが過剰に活性化されることで影響を受けるケースを説明された。
糖尿病との関係では、炎症部でのマクロファージから産生されるサイトカインであるTnfαによるインスリン抵抗性による問題や、全身との関係では動脈硬化、インフルエンザとの関係などをわかりやすくお話しされた。また、妊婦の口腔内細菌のフゾバクテリウムが胎盤を通して胎児に侵入し、死産となった報告例なども、非常に興味深い内容だった。
最後に横山宏樹院長による「歯を手入れして糖尿を防ごう」との演題で、毎日の歯磨きの有無で、肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症の罹患率を左右し、心血管イベントの発症率では、歯磨き回数が2回/日では3.6%、1回/日では6.6%、1回未満では11%というスコットランドでの報告を示された。
またメタボ予防である早食い防止として
「一口食べたら、箸をおこう!」
の言葉は、私に突き刺さったのは言うまでもない。
今回のような市民講座は、とても有意義だ。少しずつ住民の共通認識になる事が、大切!
2017年7月1日 睡眠歯科医学エキスパートセミナー
日本睡眠歯科学会による第12回睡眠歯科医学エキスパートセミナーに参加。今回のテーマは、「睡眠歯科から拡がる世界」。
会場は、神奈川歯科大学付属横浜クリニック横浜研修センター大会議室。横浜駅西口から徒歩ですぐの会場。
前夜、最終便で帯広空港を立ち、羽田空港よりバス移動で、23時前に横浜に到着。道沿いの夜の港の風景を眺めつつ、到着後十勝とは別世界の夏の暑さには、少々閉口。
しかし、セミナーへのこちらの熱さ?もありまして、朝の目覚めは結構すがすがしく。
さすが「睡眠」の朝である?
セミナーでは、4名の講師が、それぞれのテーマに基づいての講義となった。今回は、徳島大学歯学部の同窓の先生の講義もあり、自分の原点を改めて思い起こす機会にも。また新潟大学耳鼻咽喉科の相沢先生によるウイットにちりばめられた?講義は、かなりぐっときた。中でもメインテーマの小児SASの治療では、外科術式のビデオを拝見できて非常に有意義。また歯科との連携で、顎骨の劣成長の問題への対応で、RMEの必要性も話されており、自身の診療の確認にも。
現在、睡眠歯科の研鑽中だが、今回のテーマのように「拡がる世界」の重要性には、非常に興味深く感じている。私もその世界に居住し、その世界を自分なりに地域に拡げる仕事ができれば!そんな想いです。
今回会場で20数年前の勤務医時代の同僚先生と、ご結婚された衛生士さんに偶然再会。先生ご夫婦で、横浜で開業されて頑張っていると聞く。 なんだかうれしい気持ちに…
私も相変わらずヤデ~ と伝えたような…
2017年6月26日 十勝連携の会幹事会
十勝管内の医療介護福祉職種有志の会「十勝連携の会」の幹事会に出席。会場は、開西病院会議室にて。
今、市民向けの在宅医療の発信のための「寸劇」企画が動き出している。昨年加古川、青森で行われた住民発信の「寸劇」を十勝でもやってみよう!という企画。
最終目標は、来年十勝で開催される全国ホスピス学会での公演? その前に2回ほど管内で「ステージ」を踏んで、肩慣らし?をしようという計画だ。
肩ナルカ?劇団多職種?
2017年6月22日 道立帯広養護学校歯科健診
学校歯科医師を担当する道立帯広養護学校歯科健診にA主任衛生とS歯科助手とともに出動。
養護学校では、2~3学期に隔月で協力歯科医師の2名の両k先生とともにお昼の学校訪問で歯科指導を継続している。学校の先生とも気心が知れており、こちらも気持ちよく担当。
養護学校は、教諭の児童生徒への熱意が非常に熱い。
先生たちの口腔保健に対しても関心も深く、頭が下がるばかりである。
また児童生徒の礼儀正しさも、先生たちの日頃のご指導の賜物だと。
高等部を卒業した後の生徒のその後の人生をしっかりと見据える話を 以前聞いたこともあり、先生と生徒の関係性は深い。
通常学校の歯科健診しか知らない先生には、「養護学校の健診は大変でしょう。」との意見もたまに耳にするが、一度参加しなはれ!
2017年6月21日 十勝歯科医師連盟役員会
十勝歯科医師連盟役員会に参加。
会場は、十勝歯科医師会館会議室にて。
歯科医師連盟は、歯科医療の推進のために政治との関係に対し活動する組織であり、上部に日本歯科医師連盟、その下に北海道、そして現場の十勝というピラミッド形態である。
どの職域団体にも同様の役割の組織はあるが、物事を進めるためには政治の力を無視しては成り得ないのが世の中だ。
しかし、日本歯科医師連盟(頂上組織ね)の過去2回の行き過ぎた活動?には、末端の一会員に迷惑をかけたのも記憶に新しく、東京では何を考えているのか?との会員からのお叱りの声も大きかった。「何のために活動しているのか?」を履き違えてはならない。
十勝歯科医師連盟は、地元ならではの現実的に地域へ寄与につながる活動をすべきという方向性を確認した。選挙の際の集票組織のみになっては、折角の機会を逸するという事である。
良い知恵が試されるところ。
2017年6月20日 火曜会例会・いいものグッズ
所属する勉強会の「火曜会」。の月一例会に参加。
会場は、市内グランドホテル会議室にて。
今回は、「いいものグッズ」と題して、各会員が何でもお勧めのものを出し合う年に1回の企画。私は最近気になる書籍を提案した。
- TMD・咬合のためのベスト240論文(クインテッセンス)
- どう診る?日常診療に潜む睡眠障害(日本医事新報社)
- 頸部聴診法を使った嚥下の見える評価マニュアル(メディカ出版)
- 食べる飲むメカニズム(日本歯科新聞社)
- 史上最大の暗殺集団デンタルプラーク(医歯薬出版)
個人的には、おすすめです!
2017年6月17日 (株)松風 総義歯セミナー
歯科材料メーカーの「SHOFU(松風)」主催の総義歯をテーマとしたセミナーに参加。講師は、東京医科歯科大学 地域・福祉口腔機能管理学分野の古屋純一教授。
演題は、「難症例時代に求められる総義歯の印象と咬合」
会場は、帯広市民文化ホール会議室にて。
総義歯のセミナーに参加するのは、久しぶりであったが、出席して良かった。講師の、補綴・高齢者歯科・摂食嚥下の専門家として「チーム医療で、食べるための口腔機能管理として、義歯に対応する機会が増えている」の文言には、多職種連携の中での現場の実情そのものだと共感する。少々驚いたのは、教授自らも在宅の現場に足を運んで臨床にあたっていることか。
義歯を必要としながら、持ってなくソフト食を召し上がっている方、奥歯で咀嚼できる環境になく、食事に長時間要する方などは、日常茶飯事に遭遇する。また、以前よりも歯を保存する方向になって、それは大事なことなのだが、ぎりぎりまで保存し、動揺や咬合痛や脱落による誤嚥の心配で抜歯した後の顎堤(歯を支えていた顎骨)は、骨吸収の果てに骨量が減少し、義歯を作る際に難症例になるケースも多くなった。
そこでどう対応していくか?という事が今回のセミナーでのテーマ。
原理とルールに基づいた対応は、よく理解できたので、早速臨床のアイテムとして実践してみたい。
歯科医師、歯科技工士対象のセミナーであったが、歯科医師4名は、少なすぎやしないか?とは、思ったけど。
2017年6月16日 TDPC(十勝歯科医師会写真同好会)総会
平成29年度TDPC総会に出席。会場は、市内タイ料理専門店「潮華」。
昨年度の事業、会計報告、今年度の議決事項、協議事項(十勝歯科医師会員の趣味の会だが、非常にきっちりしている組織)と進行。
私は、こういうの好きだ~。
その後、恒例の懇親会へ。潮華さんは、総会、忘年会と今回で連続4回お世話になっている定番の会場で、2階個室でスライド投影しながら、和気あいあいと進む我々の懇親会に、お店側も気遣いして頂き、とても心地よい。
この心地良さのもう一つの理由は、気心知れたメンバーの人柄の良さ?だと感じている。歯科医師会員同士の懇親会は数あれど、なかなかこの心地良い雰囲気は、味わえないものだ。
今回も宴最中に私もパワポにて、専門学校講義終了報告、クワドへリクスを用いた症例発表(酒の肴に臨床、学術を持ってくると、プロの血が騒ぐのか、皆さん必ず盛り上がる。当然プレゼンのトークも、鉄板で行きますが!)、そして春の男一人西日本旅の3部作で、私の「サービス魂」に火が付いた?が・・・(いつも着火状態?)
今宵は、どうもお疲れさまでした!
2017年6月14日 帯広警察機動隊健診
北海道警察釧路方面本部の帯広警察機動隊の歯科健診に午前中出動。会場は、帯広警察機動隊2階武道場。
これは、北海道警察より十勝歯科医師会に委託された健診を関係会員で分担して実施。通常健診記録の筆記者は、診療室スタッフを伴うのだが、今回は十勝歯科医師会在宅歯科医療連携室のY衛生士さんとのタッグとなる。3月まで担当事業でお世話になった衛生士さんとの仕事は、なんだか懐かしいような感じ。
通常の成人健診として進めるのだが、かみしめ等の口腔の疲労、顎関節の可動への影響を認めるケースは少なくなく、その必要な助言をさせて頂く。
朝7:20集合での健診は、少々修行?
2017年6月12日 見える事例検討会
十勝連携の会主催の「見える事例検討会」に参加。
会場は、 市内グリーンプラザにて。
2カ月に一度、実際の事例をいろいろな職種の参加者で意見しあいながら、事例の課題と実際の解決案を検討する会である。非常に活発な意見が出て、前向きに進む。
この場では、気づかされることも多く、大変勉強になりました。
2017年6月7日 勤務時代のOB会
勤務医時代の出身T歯科医院の院長を囲んで、後輩先生とのOB会に参加。
会場は、市内の居酒屋「ひだりうま」にて。
昔話今話織り交ぜながら、非常に心地よい時間だった。まさに自身の原点回帰した思い。
生き方のスタンスは、今と基本同じだったが、その頃はまだ20代後半で、結婚し、父になりつつ、組織人として自分の職務の全うを目指したが、今考えるとまだまだ青く、甘く、未熟だった。
初心忘るべからず。。。
どうもありがとうございました。
2017年6月6日 専門学校講義・終了
帯広コア専門学校・歯科衛生士科で担当する医療倫理学の最終講義を無事終了した。今回は、今までの講義内容の復習として、スライド設問を学生さんが回答し、再度皆で考える機会に。
入学してすぐ学ぶには、深い内容であったが、医療倫理は医療人としての基本なので、心にとどめ、3年後に社会に巣立って行ってほしいと考える。
後半は社会における歯科衛生士の責務として、乳幼児、小児期からの口腔機能としっかりとした口腔環境の育成、成人期の歯周病への対応と、全身に関係する病巣感染の事例、そして高齢期のオーラルフレイルの対応と誤嚥性肺炎の予防のための口腔ケアなどを、感覚として知ってもらう内容で講義して、無事私の担当終了。
私もいい経験になりました。
学生さんは今後も頑張って!
2017年6月4日 札幌での摂食支援研修会に参加
昨夜札幌入りして、日曜日の摂食支援研修会に参加。
”口を開けない“認知症の方の食支援アプローチをテーマに講師は、愛知学院大学講師で、言語聴覚士(ST)の牧野日和先生。
会場は北海道総合体育センター「キタエール」にて。
主催は、全国高齢者施設看護師会。
施設現場での仕事にも携わる先生のお話は、非常に実践的で理解しやすく、そしてトークが効いてる!研修会。参加者は、現場で利用者さんに向き合う介護職がほとんどだが、多職種連携の中で自身の知識とスキルの向上をめざす。
今回は、認知症のそれぞれの病態から、対象者さんの食が進まない理由と、現場での対応方法、そしてその方が人生を全うするときの支援の心構えを実践例を交えて講義を受けた。
死を考える事に よって生を考える
まさしく真理であり、そこを理解し、
「歯科医療者として何ができるか、何をすべきか」
という責務を自身に問う。
2017年5月30日 専門学校講義〈7〉インフォームド・コンセント
専門学校講義の7回目を無事終了。この道程、結構来ました。
今回のテーマは、「インフォームド・コンセント」。
インフォームド・コンセントの歴史は、医療者と患者側のトラブルに対しての法律判断の歴史に紐解く。
1894年にドイツでは、患者の承諾ない手術に傷害罪の判例が出た。
1914年にアメリカでは、患者には治療決定権があり、その権利を無視した医療行為に賠償責任の判決が降りた。
1930年に当時の日本でも同様の違法判決が下された。
インフォームド・コンセントは、日本語では「説明」と「同意」と訳されるが、その「同意」は、単なる同意では無く、治療法やそのリスクも理解した上での患者さんの「同意」でなくてはならない。
1957年アメリカで初めてその意味を汲んだ「インフォームド・コンセント」の概念が、示されたのである。
今回の講義では、インフォームド・コンセントの説明項目、患者の黙示の同意と明示の同意、それは1回限りのイベントでは無い事、患者任せではない事、そして医師の法的責任逃れでは無い事。インフォームド・コンセントの不要が認められる場合や医師の勧める治療法を選択するインフォームド・チョイス、その治療法を拒否するインフォームド・リフューザル
その拒否において認識の誤りがある際の強要にならない対話での認識共有、患者の他の医師の意見を伺う権利であるセカンド・オピニオン、医師の自己責任においての患者の望む診療に納得できない際の患者の権利「転医の自由」などを講義で説明した。
医師は知識、技術、経験そして「勘」などを駆使して医療行為においての理論的な不確実さと患者の個人差が存在する事を十分認識したうえで、患者にそれを説明し、患者の最大限の利益をめざして仕事を進めるのが責務である。実際の臨床では、いろいろな気持ちを持った患者さんがいて、いろいろなケースがある。仕事をする上で、患者さんとのやり取りでインフォームド・コンセントは、いつも常に重要な位置づけであることを学生さんに伝えた。
講義初めに「今日はがんばって進みますよ!」と宣言したのだが、予定通り進めて、私の医療倫理での講義内容は教科書的には終了。
次回が最終講義になるが、復習のあと「歯科衛生士の社会的責務」を今までの講義形式とは少し変えて、今年度の担当を終了する予定。
最終回は、少し楽しみ。
2017年5月29日 十勝連携の会(てんむすの会)幹事会へ
十勝管内で医療介護福祉に携わる有志で構成される十勝連携の会(通称:てんむすの会)の幹事会に出席。会場は、開西病院内会議室。
来年ここ帯広で開催されるホスピス学会での発表を目標に、今年在宅医療の紹介をテーマとした寸劇をやってみよう!という話になっていたが、実際の配役を決めて前に進めることに。
ちなみに私も“役”が、ついちゃう・・・果たして、大丈夫か?
以前、加古川と青森で行われた寸劇映像を観たが、なるほど地域住民が観るとイメージしやすいわかりやすい様子だったが、自分が…
2017年5月27日 十勝歯科医師会職員永年勤続表彰
十勝歯科医師会による会員の医院に勤務する職員の方への「永年勤続表彰」が行われた。会場は、十勝歯科医師会館講堂。
当診療室のA主任も今回の表彰の対象になり出席する。
私は、表彰のさわりを会場の後方で拝見し、その後階下にある歯科保健センターにて、有志協力の障がい児の歯科診療に従事となった。
A主任には、当診療室では、いつも明るく仕事に従事して頂きどうも御苦労さまです。
2017年5月26日 十勝歯科医師会帯広会幹事会へ
今年度より歯科医師会の帯広市会員で構成される「帯広会」の
総務幹事を担当となり、今回第1回目の幹事会を行う。
会場は十勝歯科医師会館会議室。
学校健診、介護認定審査、市民対象の歯科ドックなど行政からの委託事業といくつかの永年表彰の裏方、そして会員の親睦活動に従事するわけだが、任期を継続する幹事の先生は、有能な先生ぞろい。
仕事が早そうで、楽しみ。
いろいろと引継ぎで確認していくと、10月の北海道学校保健研究大会で道より、自身が表彰される事が解った。学校健診のほかに年に3回、
昼食時間に学校訪問し、健診や指導を協力歯科医師の先生たちと行ってきたが、自分一人の力ではない。
会場は、新ひだか町。近隣町が合併する前の静内町だ。
という事で、10月は新ひだかへ…
2017年5月23日 専門学校講義〈6〉
帯広コア専門学校歯科衛生士科への講義も今回で6回目。
今回のテーマは、生命倫理バイオエシックスでのその他の問題として、臓器移植・遺伝子医療・再生医療そして臨床倫理学クリニカルエシックスでのジョンセンの4分割法について説明をした。
個人的には、学生に講義するにあたって、遺伝子診断とその問題、再生医療とその問題について準備することで、自身の勉強にもなった。
最後の「4分割法」では、教科書をモデファイして事例をつくり、学生に考えてもらうように工夫したが、自分だけの熱血授業だったかも?
でも、熱入っちゃうよね。。。。性分である。
途中板書中に、携帯電話のバイブ音が背中で聞こえて、
「誰か緊急事態ですかあ?」みたいに、板書しながら話すと、
「。。。先生のです!」
・・・こりゃまた失礼しました!
私の担当講義も 残す事あと2回。
最終講義では、学生さんに歯科衛生士の社会的責務と、歯科医療の新しい考え方やニーズなどの情報も伝えていく予定。
最終講義には、小さな花火上げる?(たまや~?)
2017年5月20日 十勝歯科医師会通常総会にて感謝状を
十勝歯科医師会の通常総会にて、6年間の執行部役員を無事退任となった。そこで、今回感謝状をいただく。
会長より受け取るときに、思わず感無量に。
退任の御挨拶では、会員の方々への感謝と、いろいろな会員が執行部の職責を担っていくことが、十勝歯科医師会の推進力になっていくとの考えをお話しさせていただく。
どうも大変お世話になりました!
2017年5月17日 帯広柏葉高校・歯科健診へ
午前休診で、帯広柏葉高校の学校歯科健診にS歯科衛生士とともに出動した。市内の西の端から東の果てへ・・・遠いんだが・・・
私の学校歯科医師としての担当は、帯広養護学校であり、もう1校は以前より診療室と同じ西地区の中学校に健診協力医として参加してたのだが、おととしからなぜかこの学校に配置転換させられた。(遠いんだが)
健診は、少し笑い(?)もおり混ぜながら、気持ちよく業務終了!
下顎の開閉運動路では、関節のつまずきのある生徒が多数おり、授業中等の頬杖が悪化因子となる事を個別で指導した。
学校に通う三男を、父が健診するというおまけもあったが・・・
2017年5月16日 スダディグループ火曜会講習会
所属する勉強会「火曜会」の月1例会に参加。
会場は、市内グランドホテル。
今回は、歯科医師会のT理事を講師に、保険診療勉強会となる。
保険医としては、保険のルールに乗っ取って診療を進めるのだが、保険知識の詳細確認が必要なことも。
そこで今回の勉強会では、実例の中での重箱の隅・質疑応答を行い、かなり有意義な時間に!
勉強になりました。
2017年5月16日 専門学校講義〈5〉
専門学校歯科衛生士科の講義「医療倫理」も早5回目、折り返しとなる。今回は、「生命の終わりに関する問題」に進んだ。
患者の自己決定権の中でのインフォームド・リフューザル、いわゆる診療を受けない権利で、リビング・ウイルの重要性、自己の人生のしまい方の選択について。
そして、「安楽死について」。歴史の起点は、1516年のトマス・モアの著書「ユートピア」での苦痛を伴う患者のための「良い死」という考え方に始まる安楽死が、その名のもとナチスドイツでの障害者への反自発的安楽死の歴史や、米英での安楽死協会の設立、その後の各国による安楽死の考え方や法律化などを説明した。
近年、世界的な議論に発展したアメリカオレゴン州に移り住んでの女性の積極的安楽死の発信や、日本においても消極的安楽死の実施による医師の違法立件なども触れて、考える機会になればと思った。
最後のテーマは「脳死」。どのような状態になれば人を死んだものとみなす事の正当化が、脳死判定基準となるが、必ずしも生物学的な死とは言えない事実もあることも。
今回、学生さんに講義の準備をするにあたって、自分も改めて生き方そして人生の終末について考える機会にもなった。
人は死ぬまで生きる。
その生き方の質が大事だと思う。
2017年5月13日 高校同期会
函館で過ごした高校同期の友人たちとの懇親会に参加した。
会場は、札幌すすきの・ふじとりさんにて。
我々の集りは、いつもその店からスタート。様々な分野に身を置く10名が集まったが、不思議なものですぐ大昔の「寮生」の顔に戻るものだ。
「同じ釜の飯を!」は、絆。
少々?調子に乗っちゃって日本酒がすすんでしまう。
これも、ありがちなことだが。
その後、ハスキー声に特徴があるマスターのお店「アパッチ」(かなりいい雰囲気のお店)にて、十勝人として?「長い夜」をこれも少々?歌ってしまった・・・
これで、いいのだ!
2017年5月12日 十勝歯科医師会帯広会総会
帯広市内の歯科医師会員で構成され、学校健診、介護認定や、歯科ドック等学校や行政との仕事の統括をする十勝歯科医師会帯広会の総会に出席。会場は市内ノースランドホテルにて。
新年度から6年ぶりに幹事会の一員となる事に。
その前の30代の8年間、幹事会として様々な経験を積ませて頂き、それが今に至る。その恩返しも含め、2年間総務幹事の任期をしっかりと詰めていきたいと考える。
宴会の合間に新幹事の挨拶の時間があり、ステージ上で少々、1分間小噺を?
2年間、宜しくお願い致します!
2017年5月9日 専門学校への講義〈4〉
午前中の高校歯科健診の後、昼を挟んで午後一より専門学校歯科衛生士科の講義に行く。本業の診療は?という感じだが、その後通常診療となりました。。
担当講義も中盤となっているが、今回は生命倫理学バイオエシックスに突入!生命倫理学講義3部作?の初回は、生命の始まりに関わる倫理的問題。
人工妊娠中絶、出生前診断、着床前診断、そして「優生思想」がテーマだった。入学すぐの学生さんに理解してもらうには、重いテーマのオンパレードだが、私なりに講義したつもり。。。
中でも「優生思想」については、19世紀末のフランシス・ゴルトンの提唱から、20世紀初頭のアメリカでの断種政策、それにつづいたナチスドイツの人種政策、我が国でも戦後すぐに制定され、1996年までつづいた 「優生保護法」のもとでの現実など、その他の国も含めて苦い歴史を持っており、自身も非常に考えさせられるテーマであった。
近年の神奈川県での障害者施設における入所者の方への事件も記憶に新しいが、歯科医療者の道を進む学生さんが、認識しておくには、重い内容だが必要な事である。
2017年5月9日 帯広緑陽高校歯科健診
午前休診で帯広緑陽高校へ、学校歯科健診にスタッフのT歯科衛生士と出動。今回は、担当の協力歯科医の都合がつかず、代役としての出動である。十勝歯科医師会の組織・帯広会の幹事の初仕事。。。
緑陽高校内に入るのは初めてだが、芝のグランドが立派。
健診は、高校生の口腔内を一度にまとめて拝見できるので、こちらも良い機会ととらえている。自身のライフワークとして取り組んでいる態癖の影響による歯列や顎関節の状態の診査により、若年者の傾向を一度に確認できるからである。
気持ちよく職務にあたれました!
2017年5月8日 診療室開設20周年となりました
当診療室が、1997年に開設して本日で20年となりました。
地域で温かく育てて頂き、無事20年を迎えられた事に心より感謝申し上げます。
原点を振り返ると、勤務医での経験と志しを胸に、自己の医療実践として、当診療室をスタートいたしました。
地域で私たちの歯科医療への考えを理解して頂いた患者さん、サポート頂く関係業種の皆さん、そして当診療室の各々の力となるスタッフの存在があってこその20年だと思っています。良い同僚に恵まれている事に感謝。また、業務の裏方として支えてくれる家内にも感謝。
この10年間は、全身と口腔の関係に特に重点を置いて、研鑽を進めてまいりました。「健口から健康への実践」というテーマに基づいて、具体的な取り組みにこだわり、患者さんに少しずつ認知頂いているのではと、勝手ながら自負しております。
この場を借りてですが、私には「目標」があります。
歯科医療全体の社会への貢献が、更に広がっていく世の中になるべきという目標です。
「まずは自己より実践すべし」というのがわつぃの生き方であり、それが自身の存在価値だと思っています。
本日より当診療室は、21年目をスタートしますが、ひとつの通過点として初心に戻り、また精進していきたいと思います。
今後とも どうぞよろしくお願い致します。
2017年4月26日 歯科医師会・最終理事会
少し早目に診療を終了。
今日は、十勝歯科医師会の最終理事会である。
その後の懇親慰労会に続くので、今回は家内に送ってもらい十勝歯科医師会館へと向かう。
道なりの慣れ親しんだ光景に目を細める。
自身6年間の歯科医師会理事として 携わった仕事を想い返したり。いろいろなことがあったが、楽しい想い出である。
場面場面で、手を抜かずに取り組んだという小さな自負も。
「俺は、少しは地域のために働けたかな?」
家内に問いかけたが・・・
これからが私の歯科医療人としての本番と自分で位置づける。
健口から健康への実践というテーマで、成すべき仕事を貫く所存・・・
2017年4月25日 帯広コア専門学校講義〈3〉
市内専門学校歯科衛生士科の3回目の講義に行く。
今回のテーマは、医療従事者の倫理規範、患者の権利、人を対象とした医学研究の規範、そして歯科衛生士の社会的使命。
奥深い内容だ。
医は仁術なり…
などのエピソードが、少々過ぎて?時間が予定よりも・・・
リスボン宣言、ヘルシンキ宣言・・
こちらの知識は順調に深まっているのだが…
何とも教え方が…
エッセンス、伝わったか?否か?
2017年4月22日 高校同窓会十勝支部会に参加
函館ラサール高校の同窓十勝支部会に参加。会場は市内のお寿司屋さん「きくよ」にて。
今回は23名、8期から44期と幅広い年代の参加で、大先輩の参加が少々少なかったように。
管内にいる23期の同期は5名いるが、残念ながら同期では自分一人の参加だった。色々な分野で仕事をする仲間たちであるが、集まれば殆んどが時代は違えど同じ寮で過ごした「いわゆる同じ釜の飯を食った仲間」の親近感があるものである。
と言っても校舎、寮は当時とは違い随分とこぎれいな風になっているようだが。
しばし、原点を回想する春の夜だった。
2017年4月21日 十勝歯科医師会帯広会新旧役員会
十勝歯科医師会の帯広市内の会員で構成される帯広会の新旧役員会に出席。会場は、市内居酒屋「ほたる」にて。
帯広会では、帯広市との間での乳幼児歯科健診、保育所歯科健診、 就学前健診と児童生徒の学校健診、市民対象の歯科ドック、介護保険での介護認定審査会、行政・学校関係での表彰の手続き、そして会員の厚生事業を担当している。
今回はその新旧の役員が集まり、引継ぎ含めての懇親会となった。
前年度、歯科医師会執行部を退任したが、今年度より6年ぶりに帯広会の幹事を担当することに。8年間幹事会では、色々と鍛えられたが、再び古巣に戻り、微力ながらご協力。
前回ではずっと総務畑だったが、今回は統括する立ち位置となり 認識を深めて携わっていく事になる。
任期2年、しっかりと進むべき。
2017年4月18日 帯広コア専門学校講義〈2〉
専門学校歯科衛生士科の講義2回目。
朝のニュースでは、日本各地が春の嵐と。
ここ十勝では、それが春の降雪に・・・
今回は、「新しい医の倫理」と「患者中心の医療」についてお話しする。これより講義内で学生さんの意見を述べさせたり、自分の中で考えて文字にするような、すこし能動的講義への工夫をしていく。
20世紀後半より医学の進歩による社会の中での倫理性、そして患者の権利という考え方が生まれる。それまでの伝統的な医の倫理、患者への献身、人命の尊重、守秘義務という普遍的な医の使命に加えて、多様化の中で新しい倫理性が必要になったわけである。
また患者中心の医療の考え方は、顧客第一主義や患者のいいなり主義ではなく、疾患を診るのではなく、人を診るという視点で患者さんに寄り添い、共感、支持して、治療を両者のもとで決定していく。そして生活の中での予防を含めて、ともに歩むという姿勢である。
入学直後にこの内容も結構難しいかとも思うが、基本的な考え方は、常識的には理解してもらえると考える。
全ては、こちらの伝え方にかかっているのだが…
2017年4月11日 みえけん・に参加
みえけん=見える(かもしれない)事例検討会の略
診療後、その「見え検」に参加した。主催は、医療介護福祉の多職種による「十勝連携の会」。 会場は、市内グリーンプラザ。
ひとつの事例に対して、掘り下げて情報交換を行い、その課題点と対処法の抽出が目標。色々な職種の参加者で自由に話し合っていく手法だが、様々な視点を学ぶことができて、勉強になり、またトレーニングにもなる有意義な会である。
今、大きな課題が無くても、少し先の予想される課題を本人、家族そして関係する職種も先を見据えて把握し、準備していくことが必要である。 後手に回って、その際に直面するとワタワタになる危険性が。
また、口腔だけの思考では、「森」を見失うこともあり・・・
2017年4月11日 帯広コア専門学校歯科衛生士科講義スタート〈1〉
本日より、市内稲田町にある帯広コア専門学校歯科衛生士科での担当講義8回コースの初回講義が始まった。科目は、「医療倫理」。
医療人としての基本「ヒポクラテスの誓い」からのスタートである。
3年後の歯科衛生士資格取得を最終目標に、学生さんには医療人となるための様々な事を柔軟に学び、また学生間で仲間意識を育み、そして有意義な学生生活を送って欲しいと思う。そのお手伝いができれば!
学生さんへの教育というのは、私にとっても初めてのことで、少々緊張感もあるが、今後真摯に臨みたいと思う。
遠い昔の塾講師のアルバイトを、少し思いだしたり…
2017年3月31日 地域ケア会議に参加
帯広市ニュータウン地区の地域ケア会議に参加。主催は、市内4つの圏域のうち、この地区を担当する愛仁園地域包括支援センター。
会場は、森の里コミセン。まさに地元である!
今まで帯広市から十勝歯科医師会への地域ケア会議の案内は、会内の在宅歯科医療連携室所属の歯科衛生士さんに参加をお願いしてきたが、私の担当任期の最終日でもあり、地元にはいつも大変お世話になっているという事もあって、参加。。。
ケア会議では、会場内に予想以上の大勢の人たち。
帯広市役所や多職種の会で知った顔ぶれも、また警察署、消防署の方の参加も。その中でも大半が地域の町内会長さんや民生委員さんが参加しており、それぞれの決まった席にてグループワークとなった。
さすがに会長さんともなると地域に熱い思いを持った人たちで、積極的に発言されるのに感服した。
会議の中でも認知症の問題は大きなテーマ。
独居の方で認知症の進行の際に、ご近所としてどこまでできるものか、またできないであろう事も多いという話になる。
危惧される一つは、「火災」の問題。
今、個人情報の壁がハードルとなり地域での何か無いための連携にひとつの重しとなっている。また町内会への未入会や退会の問題も。
地域に生きる上で、本人、家族の心構えや対応が基本であるが、お互いさまのご近所連携は、防災などでも必須である。警察や消防も気軽に連絡をという体制であり、また郵便や新聞などのチェックポイントでの関係業種が、地域と連携できる事が望ましい。
近所の対応では難しい時には、地域包括支援センターがまず窓口だ。
市役所や保健所にも窓口はあるが、支援センターを起点に各所に振り分けるそんな地域連携の素地は、整っている事を改めて感じた。
後は、点と点が面になれば!
どうもお疲れさまでした。
2017年3月23日 てんむすの会幹事会
昨夜は、診療後近隣にある特養ヴィラ開西会議室へ。
医療介護福祉の有志の会「てんむすの会」の幹事会に参加する。
来年、帯広で開催される日本ホスピス大会への協力で在宅医療の啓発での寸劇構想が議題だが、加古川と青森で行われた寸劇映像をみんなで観た。確かに伝わり易い事を知った。
ユーモアの中にも真理が。。。
2017年3月22日 スタディグループ火曜会例会に参加
診療後市内グランドホテルへ移動し、所属の勉強会であるスタディグループ火曜会の月一例会に参加した。
今回は会員のY先生の発表で、幼若永久歯等への対応について。
歯根尖の完成を待たずして、歯髄に到達するう蝕や外傷での歯質の破折に対しての対応法を学ぶ。
外傷に関しては、バスケ!
これで前歯を破折してくるケースにたびたび遭遇。
スポーツマウスガードの装着は、絶対お勧めである。
2017年3月11日 障がい者歯科診療
土曜診療終了後、十勝歯科医師会へ移動。
歯科保健センターでの障がい者歯科診療に参加した。
毎月3回、会員有志と歯科衛生士会の担当者で診療は進められるが、次年度より各回1名一般会員の輪番参加となるシステムとなる。
この診療では、帯広市の助成金をいただいていているが、患者さんは帯広市以外の十勝管内よりも来ている。その助成は、休日診療(こちらは完全輪番制)も含めて地域医療体制に対してのものだが、管内の患者さん対応という事を考えると公平性を欠くのではという理由にて、他の町村にも陳情を行っているが、残念ながら成就してはいない。
次年度の輪番システムは、地域での公共性も兼ねている診療より、全会員でその責務を分担しようというのが主旨。
障がい者歯科診療の特殊性もケースによってはあるが、地域の医療人としてその輪が拡大する事が望まれる。
2017年3月10日 てんむすの会「ケアカフェ」
多職種有志の会である「てんむすの会」主催のケアカフェに参加。
雪が降る中、診療後市内グリーンプラザへ。
今夜のテーマは、「いきがい」。
参加者とコーヒーをすすりながら、いい感じでの対話の時間だった。
以前参加した研修会で広島県のある施設の事例を想いだす。利用者さんには、それぞれ料理、片づけ、掃除など役割を持って働いてもらう。その結果、もの凄く利用者さんの生き生きした生活に。
「私それ料理した事無いので、お願いできます?」
「なに、あんたやったことないの?また私に押し付けて。
でもしょうがないな~ みてな!」
みたいな会話には、驚き。
人は自分の役割が、生きる糧となるのである。
頼られるということが生きがいにつながる。
大事なことである。
2017年3月9日 帯広市地域包括支援センター運営協議会
診療後、十勝歯科医師会から出向しての帯広市地域包括支援センター運営協議会並びに地域密着型サービス運営委員会に出席。
会場は、市役所10階会議室。
帯広市内4圏域に設置される地域包括支援センターの運営を各職域と市民からなる委員にての会議である。次年度より行政の総合事業として、介護予防では要支援1・2の介護事業が統括。その辺りも含め。
この委員会への参加は、今日で最終となるが振り返れば介護予防での口腔機能向上プログラムに対しては、地域での普及は伸び悩んだ。
個人的には、各歯科外来で必要な患者さんや、将来を見据えた世代に対して口腔機能向上の啓発を進めていくものが望ましいと考えていたが、行政での市民への基本チェックリストでの該当者を協力歯科へプログラム利用の勧奨をするシステムは、結果的に動きは鈍かった。 自身の力不足を反省する。
公務としての会議の参加はこれで終了。
委員の皆さま、市役所の方々にはどうもお世話になりました。
2017年3月4日 帯広市在宅医療・介護多職種連携研修会
帯広市の在宅医療・介護連携推進事業での多職種連携研修会に参加。会場は十勝プラザ講習室にて。
研修会では、はじめに帯広市保健福祉部健康推進課より在宅医療・介護連携推進事業での取り組みの説明の後、帯広協会病院総合診療科の堀 哲也先生の講演「外来診療と多職種連携」をお聞きした。
講演では、まず総合診療科の説明と専門職の連携の必要性、情報共有と役割分担にて、より良いケアを実現する事をお話しされた。
素晴らしい志しと見識を持った先生である。
その後グループワークで、自己紹介から質問等を通して互いの職種の仕事内容やその課題などの意見交換で、「顔の見える関係づくり」がなされた。 今回の研修会では薬剤師の方の参加が多数みられ、熱心さがうかがわれた。知人も結構参加しており、段々と地域での人間関係ができてきているのを肌で感じられた。
和気あいあいと進んだ研修会後、会場を市内の居酒屋「大地のあきんど」に移し懇親会に参加。懇親会をセットしてくれる帯広市の粋な取り計らいは、とても良い。こういう事で人間関係の距離はぐっと縮まる。
堀先生もご多忙の中2次会までもお付き合いいただき、和やかな雰囲気の中、閉会。
今回は、参加してとても有意義な研修会であり、帯広・十勝の連携の 「つぼみ」が段々と花開いていく事が、感じられた。春近し!
どうもお疲れさまでした!
2017年3月1日 最終定例理事会に臨む
十勝歯科医師会での今年度の最終定例理事会に出席。
平成23年4月から始まった理事者生活も今日でピリオド。月一理事会としては、今日が72回目の出席となるだろうか。2年間の学術部、その後4年間の地域医療部。振り返ると色々な想い出がある。。。
会長、専務、同僚理事に助けられ、地域での歯科医療の貢献推進を テーマに自分なりに走ってきたつもりである。
志しのある会員それぞれが活躍できる環境をつくる!
そして、歯科医療の地域貢献が拡大されるための仕事を!
これが、私が十勝歯科医師会の看板をしょって、微力を尽くした所以。
どれだけ切り込めたのか、山は少しは動いたのか?種まきに汗したが、いつか花開く時が来るとき、その礎となったならば、私は満足。
ご指導いただいた、k会長、O専務、学術部の際に数多くのやり取りをさせて頂いたS前副会長、地域医療部の4年間上司として導いていただいたk副会長、2年間サポートいただいたN副部長、そして同僚理事、多くの会員の先生には、心より感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
2017年3月1日 地元フリーペーパー誌「chai3月号」にて発信
十勝歯科医師会の在宅歯科医療連携室整備事業にて、フリーペーパー誌「Chai3月号」にて、地域への情報発信を担当した。
今回のテーマは「低栄養」。
このテーマに沿って、状態の説明、からだへの影響、そして予防について十勝歯科医師会のk副会長と北海道栄養士会十勝支部のU管理栄養士さんに対談記事として発信をした。
一昨年から歯科医師会と栄養士会の連携は少しずつ進み始めている。
今回その流れで、口から栄養をとることの重要性を地域へ啓発するのが使命であった。
対談のお二人の他、関係者の方にはどうもお疲れさまでした。
2017年2月26日 睡眠歯科学会セミナー
所属の日本睡眠歯科学会の「歯科医師のための睡眠学セミナー」に参加。
会場は東京新宿のJR東京総合病院大講堂。
今回のセミナーの内容は、結構密度色濃く“大変”でもあったが、とても有意義な内容だった。歯科医療において健康な身体つくり
「健口から健康への実践」を自分の仕事のテーマとしているが、良質な睡眠に寄与することには、特に力を入れていきたいと考える。
セミナーでは、睡眠学会の精神科医師の林田先生による「睡眠学」の講義を拝聴。本家本流の睡眠の奥の深さを学んだ。
森を知らなければ、木は見れない・・・との気持ち!
そして、森の深さに…
夜になって、体温が低下するとともに人は眠気が起こる。自律神経では、副交感神経優位の時間帯に人は眠る。そして体と心を休め、記憶や感情を整理し、明日に備えている。・・・のだが、現代社会では24時間動いている世の中で、夜勤等の仕事以外でも夜型人間が増えて、1日の生活リズムである概日リズム(サーカディアンリズム)がずれることは大きな問題となっている。自律神経が興奮して、眠れない。朝起きれない、日中のパフォーマンスが上がらない、身体的又は社会的なトラブルを発症するなど。
正常な睡眠では、入眠後に深い睡眠ノンレム睡眠の最深部に向かう。約90分のリズムで浅い睡眠のレム睡眠となり、また再度ノンレム睡眠へ。小児ではこのリズムは一定で、成人期では最初の深度のノンレム睡眠が、リズムが進むにつれだんだんと深度は浅くなる。そして高齢期になると、ノンレム睡眠はどんどん少なくなる。加齢により睡眠の質も量も変化することが生体変化として知られている。どの世代も一律の必要睡眠量という考えは間違っているのだ。小児は8時間以上で、成人から壮年は7時間以上が目安と言われる。
また睡眠時間と死亡危険率の関係では、6.5~7.4時間の睡眠時間が最も安全で、より少ないことのリスクは容易に想像できるが、それより多くてもリスクは上がる。眠ればいい・ということでは無いのである。
適切な睡眠がとれないことで、生活習慣病、高血圧、糖尿病、肥満などに大きく関与し、死亡リスクが上がる。また、メンタルではうつ病との関連が色濃い。睡眠・生活習慣病・うつ病の怖いトライアングルである。
一言に睡眠障害と言っても様々な側面を持つ。
睡眠障害の国際分類では、
- 不眠症
- 睡眠関連呼吸障害
- 中枢性過眠症
- 概日リズム睡眠障害
- 睡眠時随伴症
- 睡眠関連運動障害
- その他と多岐にわたる。
森を研鑽し、そして私が対峙する「木」は、(2)の閉塞性睡眠時無呼吸と (6)の睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり)の対応と、事前の予防にどれだけ寄与できるかだと考えている。
午後は、東京総合病院の臨床検査技師の先生による終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)の実施詳細とデータの解析。脳波、呼吸の気流、いびき、筋活動そしてspO2の変化。基礎知識の応酬に、缶詰の中の蛙状態? PSG検査の概要を知っていることは、大切だが、私の脳波もα波出そうに・・・レム睡眠時に記憶の整理できるか~
2017年2月21日 火曜会例会発表
所属するスタディグループ「火曜会」の例会発表の順番となり、十勝歯科医師会での4年間の地域医療部担当事業の総括と今後の考察をまとめて発表させていただく。
地域のために!を旗印に自分なりに臨んだが、前にどれだけ進めたのか否か。。。
いずれにしても4年間は、貴重な経験になったと思う。
考察では、オーラルフレイルについて、今後の歯科医療の取り組みの必要性をしつこく力説した・つもり。(しつこすぎたか・・・)
どうもありがとうございました。
2017年2月18日 さらカフェ&ケアカフェ南十勝
土曜日午前診療終了後、車で進路を南へ。
高規格道を左に日高山脈を眺めながら(運転中だからちら見)更別村まで走る。さらカフェ&ケアカフェ南十勝(更別ホープとケアカフェ南十勝のコラボ主催)に参加した。
テーマは、「子どもの発達」会場は、更別街中交流館「まなか」にて。
今回の参加は、以前てんむすケアカフェにて紹介されたのを見てと、「子ども」をテーマに意見交換という試みに関心を持ったからである。 また更別村は、自分が2歳までいて、その後中学生までお隣の中札内村で過ごした、なじみやすい原風景みたいなところなので、それもあり。
会場内には予想以上の参加者であった。
医療介護関係者、子供の保護者、地域で活動する人たち、そして学校関係者などなど。
グループに分かれて、簡単な自己紹介からテーマについての意見を述べたり、いただいたカプチーノをすすったりと、結構あっという間の2時間だった。色々な人と話すという事は、大切なことだし、みんなで地域に何かお手伝いできればという自然な気持ちも、非常に温かく感じられた。
今までとは少しスタンスを変えて、何か自分でもできないかという事を今年は考えたい。
帰りは中札内で働く友人に会えるかな?
と思ったが残念ながら居なくて、「中札内ほうりゅう」でラーメンを!
2017年2月10日 見える事例検討会
所属の医療介護保健職種有志で構成される十勝連携の会(通称:てんむすの会)が主催した、地域の誰でも参加自由の勉強会 「見える(かもしれない)事例検討会」に出席した。
会場は、帯広市グリーンプラザ・会議室にて。
目前には、過去に日本一だった400mベンチを有する広大な公園「グリーンパーク」が広がるシチュエーション!
しかし、夜の開催で会議室の窓からは全く見えず・・・(この点では、見えない事例?)
「見える事例検討会」というのは、ひとつの事例について携わる職種や地域住民の方が自由に意見を述べ、それをホワイトボードにテーマに分けて記入し、その言葉の枝葉が伸びていく「エコマップ」を完成していく。課題を整理し、そこから必要な対応策を見出して行く手法。
今回の事例は、レビー小体型認知症を有する女性の方の事例についてであったが、非常に勉強になった。H病院医師A先生のお言葉で 「その方の人生を閉じられるまでの状態の変化を予測し、その際の対応を先々考えておくことが、その時その時にバタバタしない望ましい対応法」とのお話には、納得した。支援側としてその方の今後が見通せるか?そして目標は、その方に穏やかに楽しく生活して頂ける事!
レビー小体型認知症は、幻視が特徴的で初期からの嚥下障害を有する事は少ないと言われる。小刻み歩行他パーキンソン様症状を併発していき、段々と動くこと、食べる事が出来なくなり最期を迎えることとなるのが一般だ。
そこで、家族の支援、多職種の支援、地域のリソースの活用、経済的な問題などを包括的に考えていく事が現実的である。歯科医療職種としては、現状の口腔機能の評価、食べられる口であるか否か、そして安全に飲み込める環境か否かについて関わることが望まれ、低栄養予防に対してどう支援できるかを考えなくてはならない。
考えること、そしてやらなければならない事はいっぱいある。
がんばりましょう!
2017年2月9日 帯広養護学校歯科指導
学校歯科医として担当する道立帯広養護学校へ、昼休みに今年度最後の歯科指導へ当診療室A主任とともに出動。
学校では協力歯科医のk先生とk先生(どちらもk・前に述べた?)衛生士さんのご協力をいただき、歯科健診や昼食風景、食後のブラッシング、他ご家族、先生からの質問の回答を行った。
無事終了して校長先生との談笑をしていると、机の上に湯飲みや、おちょこが…生徒さんの作品という事。
その下に敷かれた布の敷物も、生徒さん作!
すばらしい作品でした!!
2017年2月3日 在宅歯科医療連携推進委員会
十勝歯科医師会での在宅歯科医療連携室整備事業の外部職種委員より構成される在宅歯科医療連携推進委員会の担当をする。
会場は、十勝歯科医師会館にて。
この委員会を担当して8回目。
ケアマネージャーとの連携は、ずいぶん進んでいる事を実感する。この事業の意義は、大きかった。
在宅療養中の口腔の課題について、サービス担当者会議の報告があったが、在宅療養に移行する前の段階、病院での退院時での療養者の口腔の課題抽出について意見交換を行う。
必要なケースにおいて早い段階での支援介入は有効である。
またN副部長の12月に開催された植田耕一郎教授講師の多職種研修会での報告で、急性期での絶食の際でも口腔機能の廃用防止の義歯のリハビリとしての活用法、嚥下補助のための義歯の利用法などの解説があった。
今までの義歯学は、65歳の方を想定した学問であったが、90歳の方が珍しくない現状では、視点を変えて義歯を考える必要があるとの説明が印象的だった。
最後に各委員の5年目を迎えたこの事業への意見をそれぞれお聞きした。多職種の口腔の課題についての認識が上がり、地域で地道に前に進んでいる事を感じる。
担当して4年間、その歩みに少しは寄与で来たのか?
その後、懇親会は市内の居酒屋「山の猿」にて。
良い感じの懇親会にて無事終了!
どうもお疲れさまでした。
そして、どうもありがとうございました!
2017年1月29日 全国高齢者施設看護師会セミナー
全国高齢者施設看護師会主催の摂食嚥下機能セミナーに参加。
このセミナーに参加したのは昨年の札幌に続き2回目。
講師は、愛知学園大学講師で歯学博士・言語聴覚士・認定心理士の牧野日和先生。演題は、
「むせこみ」・「口を開けない」”食形態”の選択・変更のタイミングと食事ケア。
会場は、釧路市道東経済センターにて。
参加者の多くは看護師と管理栄養士であったが、同じ歯科医師会地域医療部でお世話になるN先生、釧路歯科医師会のO専務も参加。
今後超高齢社会で、患者さん・利用者さんの嚥下機能低下による食支援の現場の問題はますます増えていく。その際のニーズに歯科医療職としてきちっと対応できる研鑽を今進めている。
今回のセミナーのテーマである、嚥下機能による食形態の選択は、是非とも使える知識が求められる。また、口を開けて頂けないケースや、牧野先生の提唱する看取り期に人生の中で口から食べる最期の「お喰い締め」の意義も学び、その人の人生・物語に寄り添う仕事の意味を考えさせられた。
その中でもその人の自尊感情の大切さには、納得。
口を開けてくれない、食べてくれないには、その人なりの意味があるからなのだ。障害による問題とは別に、人はその感情によって大きく行動を左右される。その人の生きる意味、存在の意味を見いだせるか否かの施設での事例を見て理解し易いものとなった。
食は、その人の人生の喜びに寄り添うものだ。
セミナー内での言葉、実践無き理論は無力、理論なき実践は暴力
無力にも暴力にもならぬよう。
2017年1月25日 専門学校非常勤講師説明会
診療後市内の帯広コア専門学校へ。
かなり気温が下がっている。十勝の冬の夜らしい。
今春より開設される歯科衛生士科の非常勤講師説明会に出席。
各講義を十勝歯科医師会の有志が非常勤講師となって担当する。
そこで私は、4月入学の新入生の「医療倫理」の担当。
最初の8講義に出向くが、ヒポクラテスの誓い、私も改めて学びたいと考える。
医療人を目指す学生さんに、社会への橋渡し役としてきちっと取り組みたいと考える。
宜しくお願い致します!
2017年1月23日 地域情報発信取材
今回、十勝歯科医師会による地域への情報発信事業として、地元誌 Chaiにて「身体に危ない低栄養」というテーマで、歯科医師と栄養士の対談を企画し、その担当をする。
十勝歯科医師会のk副会長と栄養士会のU管理栄養士さんとの対談だが、その多くの記事文章は時間の都合で完成している。
しかし、やらせではない。
文章がトークを追い越したんだよ。
(心が身体を追い越したんだよ:映画 君の名は。
の主題歌を少し意識する。)
しかし撮影とは別に折角の機会なので、突っ込んだ意見交換ができて良かったと考える。
発行は、1か月後!
2017年1月21日 北斗病院・地域包括ケア推進セミナー
土曜日午後に開催された北斗病院・地域包括ケア推進セミナーに参加。会場は、十勝リハビリテーションセンター。
セミナー第6回目の講師は、前日本歯科医師会常務理事で2015年3月に東京で開催された世界歯科医師連盟主催の世界会議2015で歯科医療、口腔保健と全身との関係のエビデンスを先頭に立ってまとめられた 深井穫博先生。
演題は、「歯科医療・口腔保健のエビデンスと健康政策」
施設での定期的な歯科医師・歯科衛生士による専門的口腔ケアの実施において、肺炎の発症を40%減少するというエビデンスを世界に発表した静岡県の米山歯科医師と東北大医学部の佐々木教授の研究は、超有名!なものであるが、他にも28年間に及ぶ宮古島のコホート研究で、口腔内で機能している(義歯を含む)10歯を境に生存率が男女とも有意差を認めた研究、定期的に歯石除去をしているかによってその後の心血管イベントの発生に有意差を認める報告
進行した歯周病は、メタボリックシンドロームのリスクを最大1.6倍にした報告
がん等の治療前後での口腔内の治療やケアでの管理(周術期口腔管理)による在院日数の削減や治療成績への寄与するデータ報告
歯数と認知機能の低下の関連の報告
歯の喪失と栄養バランスの悪化に対する報告
など数々のエビデンスの紹介には、納得しきり。
エビデンスに基づき地域包括ケアシステムの中で、歯科医療の実践と政策に反映していく事は、国民に大きく寄与することである。
今まで長らく歯科医院完結型の診療を伝統とし、多職種との関係性の構築が培われなかった自戒とともに、未来志向で前に進む必要性を唱えられていた。
今回は折角の機会なので、このセミナーの第1回目の演者であるフレイル運動の提唱者である東京大学老年医学の飯島教授の国民運動戦略、それに呼応した日本歯科医師会の口腔機能の虚弱「オーラルフレイル」の予防をおなじく国民運動にする戦略において、日本歯科医師会の歩みは、現在いかがか?とご意見を求めてみた。
個人的には、日本歯科医師会が2年前の世界会議の後より提唱した上記の運動が、ここ北海道で、道民運動として動き始めているかと言えば、難しいところであり、現在その取り組みを念頭に事業計画の反映しているかも難しいと私は感じている事も触れた。
確かにすぐ国民運動として開花するのは、難しい。
日本歯科医師会が提唱する8020運動も、年月を経てようやく認知されてきたという事実もある。しかし、イメージ戦略としての展開を日本歯科医師会には先導していただきたく、その詰めは各会員が地域で啓発、実践の輪を広げていけばと考えるのだが。
何を知っている事が自己の健康に大切か(実践するしないは別としても)のセンサーは、国民、住民の方々にはもう備わっているのが現代である。
ポイントは、私たちの「本気」なのだろう・・・
2017年1月21日 摂食嚥下診療研修
市内のT先生が、医院での診療をオープンクリニックとして十勝歯科医師会員に案内した、発達障がいを持つ小児の摂食嚥下診療研修会に参加した。
土曜日診療室での仕事を切り上げて移動。
今回T院長は出張で不在であったが、担当医のM先生と管理栄養士、歯科衛生士のチームでの診療を見学させていただく。
初めのコミュニケーションは、お母さんに対して女性スタッフがいろいろな雑談を交えた話から始まる。M先生曰く、そのお家での生活の中での様子などは、実際に生活者でもあるスタッフの方が、非常に有効であるとの事。
確かに、圧力鍋での調理など、自分には皆目・・。
食事での認知、捕食、咀嚼、飲み込みでの口唇の閉鎖や舌の突出などのチェック、食形態、栄養摂取の状況など、きめ細やかな仕事に納得した。中でも栄養状態に必要なたんぱく質の摂取、鉄分の取り込み、「牛乳は?」「緑黄色野菜の調理は?」など、栄養面での話には、特に勉強になる。
医院は、20年前私も勤務していたところであるが、院内の改築や、スタッフの増加など、目を見張る変化に初心を思い出した。
お忙しいところ丁寧に対応いただき、大変ありがとうございました。
また、よろしくお願い致します!
2017年1月20日 十勝連携の会幹事会・新年会
所属する十勝管内の医療介護福祉多職種有志で構成される「十勝連携の会」(通称:てんむすの会)の今年初めの幹事会に参加。
新年会も兼ねて会場は、市内の居酒屋 山の猿駅前店にて。
議題として地域の誰でも参加自由な
「見えるかもしれない?事例検討会」の試みや、後年に帯広で開催されるホスピス学会の協力(寸劇をしようという話になっていたかも?しれない・・)など、鍋を囲みながらわいわいと懇談。
参加した人たちは、地域へのそれぞれの職種での取り組みに熱い気持ちを持ち素晴らしい。
職種連携は、お互いを知っている!という事がより潤滑されるキーワードだ。以前は、「顔の見える関係」と言われていたが、最近耳にするのは「腹の見える関係」。
鍋を囲みながら、こりゃ・見えそうだよ。
2017年1月17日 スタディグループ火曜会特別講演
所属するスタディグループ火曜会の月一例会。
今回は、特別講演会で帯広徳洲会病院歯科口腔外科のk先生を講師に睡眠時無呼吸症候群の病態と口腔外科での対応をテーマにお話しをお聞きした。会場は市内のグランドホテルにて。
睡眠と呼吸は密接な関係があり、良質な睡眠のためにはしっかりとした呼吸が担保されていなくてはならない。
講演内でも小児の睡眠障害に触れられていたが、それによる多動や、夜尿症にも触れられていた。
今後、個人的にも症候群の発症リスクに対しての歯科的な予防を取り組んでいきたいと考えている。
貴重なご講演をどうもありがとうございました。
2017年1月14日 十勝歯科医師会障がい者歯科診療
土曜日午前の診療終了後、十勝歯科医師会歯科保健センターへ!
今年初めての理事会に出席後、ホテル内のホールにて
障がい者歯科診療に出動した。
他のボランティアの先生とともに診療にあたるのもいいものである。
今回は、北大歯科麻酔科のF教授の診療協力日で、貴重な勉強の機会となる。
どうもありがとうございました。
2017年1月10日 ケアカフェ
所属の医療介護福祉の有志の会「十勝連携の会(通称てんむすの会)」主催のケアカフェに参加。会場は、市内グリーンプラザ。
毎回テーマを決めて、4~5人の様々な職種とコーヒーとかを飲み、お菓子を口にしたりしてトークするスタイルであるが、 今回のテーマは、「支える」。
相手をどう支えるかから、自分を支えているものなど話が多岐に及んだりして。しかし、こうして少しリラックスした雰囲気の中で他の職種と話す事は、人間関係の形成や視野角大には、非常に有意義だと思う。
2017年1月7日 歯科医師会新年交礼会
昼に診療終了後、北海道ホテルに移動。
今年初めの理事会に出席後、ホテル内のホールにて
十勝歯科医師会の新年交礼会に出席となる。
新年交礼会と言えば、16年前を想い出す。
雪降る土曜日だった。
当時新年会担当する理事職にありバンドメンバーでもあったある先生と一緒に余興で演奏した。
男の物語あり。
先生、見ていてくれてますか?
あの後いただいた言葉は、ありがとうございました。
昨夜、仕事帰りに明日は新年交礼会か・と思った時に思わずよみがえってきた、よくあるおやじの呟きである。。。