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コラム/咬合力検査について/ますち歯科診療室 MASUCHI DENTAL CLINIC

咬合力検査 DePros(ディプロス)について

 当診療室では、かみ合わせの力(咬合力)のME検査機器であるDePros(デンタル・プレスケール・オクルーザー・システム)を利用しています。

  この機器での検査により 荷重がかかり過ぎたり(咬み過ぎ)、また逆に力が入りきらない(咬めなさ過ぎ)などのかみ合わせの「力」の大きさ、そしてかみ合わせの左右、前後の「バランス」をコンピュータ解析し、数値と視覚的に表わされる検査結果として知ることができるようになりました。
(歯表面一点での咬みすぎによる、歯牙破折や歯周病の進行や、アンバランスによる、顎のずれ異常は、問題視されます。)

 以上の検査結果と合わせて、顎の開閉運動、口腔内の歯牙、歯列、粘膜の状態、そして顔面、口元の左右バランス、また状態によっては姿勢のバランス等の所見と合わせて 「かみ合わせ診断」をしていきます。
 そしてその診断をもとに、そうなった原因を考慮しながら治療を進めてゆくのが「かみ合わせ治療」です。

 以下は、かみ合わせ治療の前後のかみ合わせとDePros画像の比較です。

治療前口腔写真

顎のだるさと食事のしずらさを訴えて来院。歯根の破折もありました。上下の前歯のかぶさりがやや深めです。

治療前Depros検査

前歯にかみ合わせの力が集中しています。十字は、力の前後左右の重心です。咬合力は、体重の10倍前後が目安となりますので、前後のバランスの不調和を伴う咬みすぎと診断されました。


治療後口腔写真

かみ合わせ治療により 高さを上げバランスをとりました。
症状は、おさまっています。

治療後Depros検査

咬む合わせの接触点のバランスが改善されています。


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