睡眠時無呼吸症候群:コラム/ますち歯科診療室 MASUCHI DENTAL CLINIC
睡眠時無呼吸症候群
閉塞型睡眠時無呼吸症(OSA) | 夜間に上気道がふさがれ息が止まってしまう状態 |
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閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS) | AHIが5回以上かつ睡眠分断による日中の眠気を伴う場合 |
AHI(無呼吸低呼吸指数)
1時間当たりに10秒以上の呼吸停止(無呼吸)や1回換気量の50%以下への低下(低呼吸)が何回みられるか
日本におけるOSAS医療の現況
OSASを発見するマランパチ分類
座位で声を出さずに最大開口し、舌を最大前突した際の口蓋垂の見え方でⅠ~Ⅳ類に分類する。
- Ⅰ類:口蓋垂が見える
- Ⅱ類:口蓋垂の先端が見えない
- Ⅲ類:口蓋垂の基部がかろうじて見える
- Ⅳ類:口蓋垂がまったく見えない
Ⅲ類及びⅣ類の場合にはOSASの存在する確率が2倍以上になりスコアが1つ増加すると睡眠時無呼吸低呼吸の回数は1時間当たり5回増加すると報告されている。
OSAS患者の睡眠中の上気道
一般歯科からみたOSASの診断と治療
口腔内装置(Oral Appliance)の一例
当診療室の歯科的予防の考え方
睡眠時無呼吸症候群に対しての当診療室の歯科的予防の考え方は以下となります。
- 下顎・舌の位置を後ろに下げてはいけない。
- 歯列アーチを狭くしてはいけない。
- かみ合わせの高さを低くしてはいけない。
以上は、先天的な形態や、後天的つまり生活習慣によっての形態変化で、お口の中が狭くなることによって、「舌」の動けるスペースが狭くなることを表します。舌が喉元に下がることは、呼吸を障害します。
当診療室は、睡眠時無呼吸症候群のリスクのある成人への対応を重要な診療テーマと考えています。加えて、これからの未来ある子供の健全な発育成長に対して、しっかりとした呼吸のできる身体つくりを支援していくことも歯科医療は、積極的に担うべきと考えています。
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