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お口のケアがからだを守る:コラム/ますち歯科診療室 MASUCHI DENTAL CLINIC

口腔と全身との関係が最近特にクローズアップされてきていますが、以下の項目をご説明します!!

(1)がん治療

がん治療の際、口腔ケアは大切です。

抗がん剤や放射線治療による口腔粘膜炎などのお口の中の合併症を予防するとともに、術後の発熱や、感染を減少させ、入院期間の短縮に寄与するケースが、少なくないです。 術前、術後の口腔の治療、ケアは、がん治療において必須と言われてきてます。

(2)糖尿病

糖尿病の人は、歯周病に罹りやすいというのは、以前より言われてきていますが、近年では、歯周病の重症化は、血糖コントロールの悪化の一つの因子と考えられてきています。よって、歯周病の治療によって、糖尿病の症状が改善するということが、上げられます。

口腔ケアと生活習慣の改善が必要です。

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(3)誤嚥性肺炎の予防

肺炎で亡くなる人の9割は高齢者で、飲み込み障害のある場合の肺炎は、口腔内の細菌引き起こします。
口腔ケアでお口を清潔に保つことや唾液をくり返し飲み込むことで咽頭機能が回復し、誤嚥性肺炎の予防につながります。

現在、国の介護保険事業で、高齢者の方の介護予防プログラム(介護される状態への予防)が行われておりますが、その中の一つに、歯科医院での口腔機能のチェックと、指導が、地域で行われています。

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(4)認知症の予防

よく噛んで食事をとることは、認知症の予防や進行遅延に役立つと言われています。脳の血流を活性させることに関連した全身の動きの中で、お口を使う、食事、会話するなどの運動は、手を使うことと同じく、大きな部分を占めます。お口を使うことは、脳に刺激を与え、血流量を2割増加させると言われます。お口の機能を維持、向上させるためにも口腔ケアは、とても大切です。

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